ノーブラ、ナマ足、短パン…25年間封印されたブラジャーをつけたキングコング映画が面白すぎる!

 確かに作品は古かった。だが単なる珍作の初公開に終わらず、声優界のカリスマ・広川太一郎が、レイの笑顔に歯が光れば「カキーン」「キラーン」。ステージに呼ばれると「ヘッチャカ、ハッチャカ、フッチャカチャ、いつまでやらせるピッチャカチャ」(笑)とリズムをとりながら登場。「ノーコメント、気持ちを込めんと」とダジャレも健在。広川節が炸裂するアテレコを乗せたことで作品に新しい命が吹き込まれ、新鮮な感覚で鑑賞することができたのだ。こういった形で封印を解いてくれたアルバトロスの企画力には感服する。

 だが……ラウレンティスは1986年に妻をプロデューサーにすえ、ちゃっかりレディ・コングが出てくる『キングコング2』を作っているからズルい(笑)。前作で死んだと思われたコングが生きていて、ボルネオで発見された雌コングと駆け落ちして子供まで作ってしまう、って何?(広川調)

■天野ミチヒロ
1960年東京出身。UMA(未確認生物)研究家。キングギドラやガラモンなどをこよなく愛す昭和怪獣マニア。趣味は、怪獣フィギュアと絶滅映像作品の収集。総合格闘技道場「ファイト ネス」所属。著書に『放送禁止映像大全』(文春文庫)、『未確認生物学!』(メディアファクトリー)、『本当にいる世界の未知生物 (UMA)案内』(笠倉出版)など。新刊に、『蘇る封印映像』(宝島社)がある。
ウェブ連載・「幻の映画を観た! 怪獣怪人大集合

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