ついに、火星で最も生物がいる可能性が高い場所が判明! 地球とよく似た“くぼ地”で生物が生き続けている!?

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 火星は、太陽系の惑星の中でもっとも地球に似た環境を持っている、とよくいわれる。昨年には、液体の水が存在することを示す観測結果がNASAによって発表されており、いよいよ地球外生命体の存在も現実味を帯びてきている。しかし、マイナス55℃という平均表面温度や非常に薄い大気など、生物が生きるには過酷な環境である火星で、生物が存在する(或いはした)ことを示す直接的な証拠はいまだに見つかっていない。

 今回、そんな火星で生物が存在することができそうな場所を割り出すことにテキサス大学の研究チームが成功したという。火星生物探査の効率が、飛躍的に向上することになるかもしれない彼らの研究成果を、11月16日付の英紙「EXPRESS」が伝えている。

ついに、火星で最も生物がいる可能性が高い場所が判明! 地球とよく似たくぼ地で生物が生き続けている!?の画像1画像は「NEW ATLAS」より引用

 調査にあたったのは、ジョセフ・レヴィー氏を中心とする、テキサス大学地球物理学学会の研究チーム。彼らが、火星での生物発見の鍵と見ているのは、火山活動によって形成されたと見られる、くぼ地である。「水・熱・栄養素といった、生物が生まれ、生き続けるための必須条件を、この地は満たしているようだ」とレヴィー氏は言う。

ついに、火星で最も生物がいる可能性が高い場所が判明! 地球とよく似たくぼ地で生物が生き続けている!?の画像2画像は「NEW ATLAS」より引用

■生命存在の鍵は、氷河と火山活動

 研究チームが、火星の周回軌道から火星を調査するNASAの探査機、マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)によって撮影された「ヘラス盆地」を写した画像で、同心円状にくぼんだ特色ある地形を見つけたのは2009年。彼らは、地球でも見られる“アイス・コールドロン”という火山と氷河が作り出す陥没地形に似ていることに注目した。これは、氷河と火山活動が活発であったことを示唆するものであり、溶岩と氷河の相互作用は微生物を生む可能性があるのだ。つまり、このくぼ地が、他のクレーターのように小惑星の衝突によるものではなく、“アイス・コールドロン”であることが明らかになれば、それだけ火星に生物が存在する可能性が高まる、といえるのだ。

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