トランプがNASAに暴言? 「火星なんかどうでもいい。俺は宇宙人に会いたい。エウロパ探査しろ」

■最優先すべきはエウロパの探査とエイリアンの発見

 記事によれば、トランプ氏はNASAに対し現状の各種の計画はいったん保留にして、とにかく宇宙探査に舵を切るべきだと主張しているようだ。

 具体的には2つのプランに着手すべきであるという。まずは地球外生命体を探すことが第一で、そのためには現在人類が探査可能な範囲内で最も生命体が存在する確率が高いといわれている木星の第二衛星・エウロパの探査に重点を置くべきであるということだ。そして地球外生命体の捜索の延長線上にはエイリアンの発見が期待されているのである。

 エウロパの地表は、全体が地球の北極のように厚い氷の層で覆われており、その下には広大な地下の海が広がっているといわれている。また、地表の一部に氷が薄くなっている部分があり、そこから定期的に噴水が放出されていることも観測されているのだ。NASAの研究によれば、このエウロパの地下海洋は地球以外の太陽系内で最も生命が存在する可能性が高い場所であるということだ。

トランプがNASAに暴言? 「火星なんかどうでもいい。俺は宇宙人に会いたい。エウロパ探査しろ」の画像31979年に「ボイジャー2号」から観測されたエウロパ 画像は「Wikipedia」より

 もうひとつは、トランプならではのビジネスマン的発想というべきなのか、太陽系の中で火星と木星の間にある小惑星が数多く周回している小惑星帯(asteroid belt)から、希少鉱物を採取・回収するスキームをいち早く構築することだ。つまりどちらも火星よりも木星側への探索ということになる。トランプによれば、NASAは今世紀末までに太陽系の最も外縁に到達できる能力を持っているという。

 残り少なくなったオバマ政権時代に掲げられたメインの宇宙政策は、有人火星探査計画とそれに続く火星移住計画だったが、ひょっとするとトランプ政権でそれが見直されることになるのだろうか。来年早々の政権移行以降、トランプ次期大統領が宇宙政策の分野においてどのような形で「偉大なるアメリカの再生」を遂げるのか注目したい。
(文=仲田しんじ)


参考:「Disclose.tv」、ほか

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