レコード大賞が「上から目線」と言われる決定的理由とは?楽曲を聞かずに候補者を選定!?

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レコード大賞が「上から目線」と言われる決定的理由とは?楽曲を聞かずに候補者を選定!?の画像1※イメージ画像:『第58回 輝く!日本レコード大賞』TBS公式サイトより

 1億円買収疑惑が浮上するなど、今年の『輝く!日本レコード大賞』(TBS系)は何かと注目を集めている。また今回の騒動をきっかけに、業界関係者からは同賞に対する否定的な声も挙がるようになった。その中でも特に目立つのが同大賞の審査委員への批判の声だ。

 そもそも同番組を放送するTBS関係者などが審査委員に入っているなど公平性を問う声も根強いが、それ以上に悪い評判が聞かれるのが、この審査の「上から目線」だという。

「あまり知られていませんが、レコード大賞は選考過程で名前が挙がると事務所やレコード会社に『CDを送ってほしい』という連絡が入ります。『これから審査をするのでCDを10枚、即座に送ってほしい』などと言われるわけです。事務所やレコード会社は、この連絡に喜び勇んでバイク便などで送りますが、中には歌手本人がこうした高慢な姿勢に反発して送付しないよう事務所に要請するケースもあります」(音楽業界関係者)

 候補に挙がるということは、すでに楽曲を聴いていると思われがちだが、実際にはなんとなく名前が挙がり、そのあとにCDを取り寄せて楽曲の審査に入るそうだ。無論、こうした形での審査も悪いとは言い切れないが、その際にCDを買うのではなく、送らせるという態度に対し、批判も多いらしい。

「アーティストサイドから応募しているならば、CDを送れという指示にも納得できますが、勝手に候補にしておいて、CDを送ってこいと命令されると、さすがにキレる歌手もいますよね。かつては松山千春さんが、この連絡にキレてCD送付を拒否したと語っています。それ以来、全くノミネートされなくなったようですから、いかに審査委員が上から目線で審査業務を行っているかがわかりますよね」(同)

 たしかにこうした賞においてわざわざ送らせるケースは珍しいといえる。本屋大賞や漫画大賞など、他ジャンルの大賞では審査委員が自ら対象となる商品を購入してノミネート作品を選んでいるというから、レコード大賞の審査姿勢に怒る歌手がいてもおかしくはないだろう。

 音楽業界においては絶対的な権威を確立していたのだろうが、このような不満の声が噴出するようになったことからも、すでにそのブランドは地に落ちつつあるのは明白で、今となっては役割を終えた感もある。殿様商売をいつまでも続けるのではなく、そろそろ大胆な方針転換が必要なときではないのか。
(文=吉沢ひかる)

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