「たまたま考えていた事が、テレビやラジオから聞こえる原因」が科学的に説明される! 人間に備わる“思考GPS機能”とは?

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■偶然としか思えない一致

coincidence_01.jpgベイトマン教授と、奇妙な一致について研究した著書「Connecting with Coincidence」「coincider.com」より引用

「私は執筆中の本『Connecting with Coincidence』の一章を「人間に備わるGPS機能」にあてようと考えていました。「人間に備わるGPS機能」とは、その時に必要な人やモノ、アイデアを偶然見つけてしまう無意識の機能のことです。2013年4月30日、私はこの機能を裏付ける脳科学的な根拠を探していましたが、行き詰ってしまったので、オンライン版の「New York Times」を開きました。見出し記事は、ネズミが空間の中で自身をマッピングすることを助けるグリッド細胞についてでした。全くの偶然ですが、この記事は我々が持つGPS機能の科学的根拠となる脳の部分について書かれていたのです」(ベイトマン教授)
「これは不思議なことです。私が必要としていた答えがすぐに見つかってしまったのですから。まるで、私のGPS機能が私を私の欲しいもののところへ連れていってくれたかのようです。このような低確率の出来事が起こると、我々は偶然以上の合理的説明を必要とします」(同)

 博士によると、「思考とメディアの一致」の要因の1つとして、インターネットの普及があげられるという。

「我々の思考はインターネットにどっぷり漬かっており、もはや人間がインターネットの部分になってしまったかのようです」(同)

 このように、我々がメディアに近づきすぎたがために、思考とメディアの偶然の一致がしばしば起こるのではないかと博士は語っている。つまり、我々は自分で考えているようで、実はそれほど考えていないということだろう。ネットやテレビで見たり、人から聞いたりした情報によって我々の思考も形成されているに過ぎず、自分だけのオリジナルのアイデアなんてないのかもしれない。

coincidence_04.jpg画像は「Thinkstock」より引用

 認知科学者の苫米地英人氏がたびたび言及する「スコトーマ」との関係も気になるところだ。スコトーマとは心理的盲点という意味で、その人にとって重要な事柄や既知の事柄しか見えないよう脳が世界を加工していることを指す。ベイトマン教授の例でいえば、その時教授が「人のGPS機能」に強い関心を抱いていたために、普段は気にも止めていなかったマウスのマッピング能力についての記事が見えてしまったという可能性もあるだろう。

 とはいえ、「思考とメディアのシンクロニシティ」研究はまだまだ端緒についたばかりだ。研究規模が広がれば、さらなる驚きの事実が明らかになるだろう。スピリチュアル好きも精神科学好きも、ベイトマン教授には要注目だ。
(編集部)


参考:「Psychology Today」、ほか

コメント

3:匿名 2018年6月18日 12:11 | 返信

たんなる確率論。ある人が適当に他人の名前を記した風船を飛ばして、その風船を同名の人物が拾う確率が相当に高いということは、すでに量子力学的な見地からは常識とされてるよ。逆に、バスケの著名選手が決めるシュートの確率と、そうじゃないバスケ経験があるといった程度の人間が決めるシュートの確率がそう変わらないということも数学的にはすでに証明済み。むしろ情報が氾濫しているこの世の中で、ぼんやりとながらでも人が思っていることが、偶然であれなんであれメディアで流れないことのほうがおかしいと思うが。

2:匿名 2017年2月19日 17:18 | 返信

PCでインターネットしながらTVを見てると、
PC画面上の読んでる文章とTVからのセリフが一致する事がしばしばある。

1:匿名 2016年12月5日 11:30 | 返信

昨日の日曜朝から、テレビを見ながら新語・流行語大賞のことを考えていたら、流行語大賞のことをやり始めた。
それも、3つもの別の番組で!
この記事の通りじゃないか。さすがトカナ!

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