小惑星の“本当の姿”とは!? 「はやぶさ2」可視分光カメラの主任研究者、東大教授・杉田精司インタビュー

降り注ぐ汚染物質、大気圏に空いた穴、歪む重力、エイリアンの侵略、太陽嵐による電力・通信網のダウン、忍び寄る病原菌、核戦争の脅威……。トカナが日頃から指摘してきたことであるが、現在の地球はこのように人類滅亡につながる大災害のリスクに満ちている。そして昨今、各国が特に対策に力を入れはじめた“地球存亡の危機”こそ、巨大隕石の衝突だ。

巨大隕石の衝突による地球の死――それは、私たちの意思や希望などお構いなしに発生し得る不可抗力といえる。ある日突然、すべてが終焉を迎える事態は本当に起きるのか?
真実を探るため、今回トカナはヒストリーチャンネル(スカパー!やケーブルテレビなどで視聴可能)の新番組『人類滅亡の日 ~世界が終わる10のシナリオ~』に専門家陣の一人として登場する、東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻の杉田精司教授にインタビューを敢行! 気が遠くなるほどのスケールで人類に迫ってくる宇宙の謎と脅威に、最前線で立ち向かう日本を代表する科学者は、いったい何を語ったのか!?
・ インタビュー第1回:ある日突然、隕石衝突の「君の名は。」現象はありえる! 杉田教授が語る
■本当はよく知らない小惑星の話
――私たちは当たり前のように「小惑星」という言葉を口にしていますが、そもそも地球に向かってくる小惑星はどこから飛んでくるものなのでしょうか?
杉田精司教授(以下、杉田) 火星と木星の間に、小惑星の軌道が集中する「小惑星帯」という場所があります。そこで小惑星同士が衝突した破片などが、木星の重力などに共鳴して(影響を受けて)弾き出され、地球の軌道へと飛んできたものが大多数です。
――彗星とは別物、ということですね?
杉田 彗星は、主に氷と塵からできています。海王星軌道の外に、カイパーベルトという氷や塵が密集した場所があるのですが、そこから飛んでくるものも多いです。小惑星と同じように、他の惑星の重力の影響で飛び出し、やがて太陽に近づいてくるにつれて氷が蒸発するため、光って見えるのです。もちろんカイパーベルト生まれではない、恐ろしく長い軌道を持った彗星も存在します。
――彗星が地球に衝突することもあるのでしょうか?
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せっかくの真面目で良いインタビューを、最後の番組広告が台無しにしている。