科学で解明できない宇宙と生命、人類滅亡の“本当の謎”とは!? 東大教授・杉田精司インタビュー

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sgt3_4.jpgイメージ画像:「Thinkstock」より

杉田  それは、本当にたくさんあります。実際のデータが出てくると、予想通りの部分もあるのですが、思いつきもしなかったデータが得られることも多いです。現代の科学レベルで解明できないものは、余分な説明を入れず、データそのものを出せばよいのです。それは、研究者全員でこれから調べなければいけないことなのですから。あとは、わかったことを淡々と話すしかありません。

sgt3_3.jpg杉田精司教授(撮影:編集部)

――知れば知るほどに、目標に近づくというよりも謎が生じてくるものなのですね?

杉田  ええ。自然界には予測できないことがいくらでもあるんです。まだまだ人間の知識は足りないという事実を痛感させられることばかりです。これはオカルティックな感覚ではなく、本当にわからない部分にこそ、科学の真髄があるのだと考えています。一度味わってしまったら、面白くて、科学を止めることはできないだろうと思います。

――研究者の本懐とでもいうのでしょうか? オカルトと方向性は多少異なっても、真摯に謎を追い求める姿勢は変わらないと感じます。今日はありがとうございました。


 いまだ人類が、その全貌を知り得ない大宇宙――。次々と新しい事実が発見されては、私たちは自らの宇宙観を刷新する必要に迫られている。巨大隕石が地球に衝突し、人類が滅亡する日がやって来るのかという点については、「絶対にないとは言い切れない」というのが現在得られる最良の解ということになるのだろう。

 隕石衝突について杉田教授の見解をもっと詳しく知りたい読者は、ぜひともヒストリーチャンネルの新番組『人類滅亡の日 ~世界が終わる10のシナリオ~』をご覧いただきたい。トカナ編集部は杉田教授と熱い志を共有するとともに、“地球に生まれた人間”ではなく“宇宙に生まれた生命体”として、今後も母なる宇宙の謎に挑み続ける!


終わり


<東京大学 杉田精司 教授 プロフィール>
東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻宇宙惑星科学講座
惑星の起源と進化を理解するため、室内実験と惑星探査の両面から研究を実施。室内実験では、惑星初期進化で支配的な役割を果たした小天体衝突の機構解明に注力。地球の基本形が作られた地球集積期やその直後の時代の表層環境の解明が目的。2014年に打ち上げられた「はやぶさ2」計画では、可視分光カメラの責任者を務めている。


「人類滅亡の日~世界が終わる10のシナリオ~」
2月20日(月)~24日(金)23:00~25:00他  CS放送・ヒストリーチャンネルにて放送!
あわせて、世界の終末にまつわる計6番組を「アルマゲドン・ウイーク2017」と題して特集放送! 番組詳細は公式HPまで!
公式HP http://www.historychannel.co.jp/rec/1702_01/
視聴方法 http://www.historychannel.co.jp/howto/

地球や宇宙の歴史から未来に焦点を当て、人類が滅亡する10の可能性とその原因を世界的研究者たちが科学的に検証し、最新CGとドラマを織り交ぜながら、誰にでもわかりやすくリアルにシミュレーションしていく大型ドキュメンタリーシリーズ。

#1 巨大小惑星の落下 2017/02/20(月)23:00
#2 急接近!ブラックホールの脅威 2017/02/20(月)深夜 00:00
#3 浮遊惑星の衝突 2017/02/21(火)23:00
#4 核戦争の悪夢 2017/02/21(火)深夜 00:00
#5 太陽嵐による電力システム崩壊 2017/02/22(水)23:00
#6 地球規模の大噴火 2017/02/22(水)深夜 00:00
#7 ガンマ線バースト 2017/02/23(木)23:00
#8 急接近する太陽の脅威 2017/02/23(木)深夜 00:00
#9 エイリアンの侵略 2017/02/24(金)23:00
#10 海流停止による大災害 2017/02/24(金)深夜 00:00


(取材・文・写真=編集部)

地球の大研究

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