「地球の生命は火星由来」説を支持する学者急増
地球の生命は火星由来説を支持する研究者急増! コロンビア大科学者「ワレワレは火星人」
■大気を通じて生命体が移動
パンスペルミア説に追い風が吹く中、一部の科学者らは、さらに進んだ見地に立っている。
イギリス・バッキンガム大学の宇宙生物学者であり、パンスペルミア説の熱心な支持者でもあるチャンドラ・ウィクラマシンゲ氏もその一人だ。彼は地球が近隣の恒星系に属する惑星と、有機物や生命体を絶えず交換していると考えている。
ウィクラマシンゲ氏は過去に、隕石に含まれていたと思しき生物の化石や、彗星の通過によって地球の高高度の大気中にもたらされたと考えられる“藻類に似た生物”についての論文の発表に携わっている。
その論文によると、私たちの住む銀河系には生命が生息可能な惑星がおよそ140億個あると推測され、これらの惑星間の距離は数光年に過ぎないという。そして数光年という距離は、岩石片や彗星などによる橋渡しが可能で、これらは双曲線軌道を辿るため惑星に直接落下する可能性は低いものの、大気の抵抗により、生物を含んだ塵が惑星に取り残されるのだという。
このような小惑星のはたらきによって、地球も宇宙空間から有機物や生命体を取り込んだり、逆に送り出したりしているというのがウィクラマシンゲ氏の主張である。

■気球を利用しサンプル調査、主流派からも支持
2013年、ウィクラマシンゲ氏は同僚のミルトン・ウィンライト氏とともに、高高度気球を用いた調査を行っている。ペルセウス座流星群が通過するさなか、高度26キロメートルへ上昇した気球は成層圏に達し、大気中を漂うサンプルの回収に成功した。
そしてサンプルの中から、最近になって、有機的な粘着物に包まれた人間の髪の毛の太さほどのチタンの金属球が発見された。一見すると荒唐無稽とも感じられるウィクラマシンゲ氏らの主張だが、現在は科学の主流派からも支持を集めつつあるという。

数十年前には、地球外生命の存在は強く否定されていた。にもかかわらず、今やアメリカ航空宇宙局(NASA)の科学者たちは、太陽系で生命の痕跡が発見されるのは時間の問題に過ぎないと確信している。長年無視され続けてきたパンスペルミア説に再び光が当たる背景には、そうした“定説の刷新”があるのだ。
同説が正しいと仮定するならば、NASAが注力する火星における生命探査は、結局のところ人類のルーツを探る試みに他ならないのだろう。
(文=Forest)
参考:「Daily Mail」、ほか
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