ペプシ、BMW、これからは“ワル”い会社が成功する! 2つの理由から導く“悪キャラ”の利点とは?

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■悪い会社キャラになることが有利な2つの理由

 2番手以下の会社が「悪い会社」キャラになる戦略が有利な点がふたつある。ひとつは悪い顧客は良い顧客よりもちょっとぐらい価格が高くても買うのだ。ユニクロの顧客はディズニー柄のTシャツを喜んで1499円で買うが、悪い顧客は悪そうなヒップホップ柄のTシャツが3499円でも「いいじゃん」と思って買ってくれる。悪い奴は自分が悪く見られそうなアイテムにはお金を払うのだ。

 そしてもうひとつ。世の中には「隠れトランプ支持者」が結構多い。ふだんは「よい顧客」のふりをしているが本当はワルに憧れている。そんなやつが多いせいでナイキがいつのまにか世界一のブランドになってしまったわけだ。

 だから今、世界中の経営コンサルタントが勧めているのは「業界の二番手企業だったら、思い切ってワルの会社になりなさい」というアドバイスだ。

 世の中の企業序列をやぶるためにはトップ企業の物まねではなく、「不良ファッション業界のユニクロ」や「よりジャンクなマクドナルド」「ワルが全員もっているスマホ」「怪しい商品だらけのセブンイレブン」「グレーな業界を紹介してくれるリクナビ」を目指した方が勝ち残れる可能性が高い。

 そのような理由でトップ企業が強くなりすぎたこの世界ではこれから「悪い会社」がどんどん増えてくる。世の中は今、そのような転機にある。多くの二番手企業が生き残りをかけて「ワルい会社へのキャラ変更」を始めるのだ。
(文=王山覚/グローバルコンサルティングファームに勤務するビジネスウォッチャー)

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