北日本に今も残る「狸寝入り夜這い」の伝統
奇習! 北日本に今も残る「狸寝入り夜這い」の伝統 ― 寝たふりをしながら見知らぬ男に犯され続ける女たち
【日本奇習紀行シリーズ】 北日本のとある地域
この日本には、何も知らずに眠る女性の元へと忍び寄り、かなり強引な形で迫る“夜這い”の習慣が古くから存在しているが、実はこうした夜這いに関する習慣の中には、現代人の我々からすると、ある意味、かなりマニアックなものも数多く含まれている。北日本のとある地域で今なお細々と続けられている夜這いの習慣は、まさにそうした奇習のひとつだ。
「まあ、結論から言ってしまうと、夜這いをかけられても決して起きずに、寝たままでいなきゃいけないっていう習慣だね。まあ、このあたりじゃもうやっていないと思うけど、ちょっと離れたところでは今でもやってるって聞くね」
今なお、同地方で密かに続けられている夜這いの習慣についてそう証言するのは、当地で生まれ育ち、現在も暮らしているという元農業・青木林次郎さん(仮名・69)。青木さんの話によると、当地における夜這いは、古くから「事の始まりから終わりまで女性が寝ていること」を原則とし、女性はなされるがままにするしかないという、一風変わった夜這いなのだという。
「まず、夜這いをかけられる側の女っていうのは、独身じゃなきゃいけないんだ。けど、男は妻子持ちでも構いやしない。男は奇数の日の丑三つ時(午前2時~2時半頃)になるとね、女の家を訪ねるのよ。その日は女の家もわかっていて、必ず勝手口の鍵を開けておく。すると、そこから入ってきたよその男がね、寝ている女を一方的に“なぶる”っていうわけさ」

とはいえ、「寝ている」と言ってもそれは所詮「狸寝入り」で、女性たちは声こそ立てずになされるがままであるものの、その実、意識はあるのだという。そのため、つい身体が反応してしまいそうになるというが、それでも絶対に起きてはならず、瞼を開いて相手の顔を見ることさえ、許されてはいないのだという。
「まあ、そういう形でやるものだから、場合によっちゃ、親兄弟やら親類やらっていう身内に犯される女も出てくるわけ。それでも別に誰も文句なんか言いやしない。もしかすると、そもそもそういうことを大々的にやるために、ああいう習慣ができたのかもしれないね」
顔もわからない男の手によって、全身をまさぐられるだけまさぐられ、それでも声ひとつあげずに朝まで耐え忍ぶことを強要されているという、当地の女性。なぜこのような習慣が生まれたかは定かではないが、青木さんの話によると、この風習そのものは「ふらりと訪ねてきたよそ者でも参加できる」とのことなので、興味のあるスキモノの男性は、一度、当地を訪れて、情報を集めてみては如何だろうか。
(取材・文/戸叶和男)
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
- 人気連載
村田らむが三重県伊賀市を「ニンニン忍者尽くし」のぶらり旅! 1人で行っても超楽しい…絶ッ対に行きたくなるルポ
――B級スポット、樹海や禁断の土地、ホームレス取材を得意とす...
- 人気連載
「美しすぎる母親」をもった精神科医を襲った“美醜の苦悩”! 蘇る母の性的な記憶とコンプレックス
<第6回 春日武彦→末井昭> ■■■■■猫嫌い■■■■■ ...
奇習! 北日本に今も残る「狸寝入り夜這い」の伝統 ― 寝たふりをしながら見知らぬ男に犯され続ける女たちのページです。奇習、戸叶和男、日本奇習紀行、夜這い、北日本、狸寝入りなどの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで
- 超日本
- 村田らむが三重県伊賀市を「ニンニン忍者尽くし」のぶらり旅!
- 超海外
- 【3月3日】世界的人気コミック『タンタンの冒険』の作者エルジェの命日
- 超科学
- 「現実がシミュレーションであると証明する」AIアルゴリズムが開発!?
- 超異次元
- 四つん這いの精霊「スキンウォーカー」がガチ目撃
- 芸能
- 死者続出! デザイナーズドラッグ「フェンタニル」大流行
- 超刺激
- 殺鼠剤を飲んで自殺を図った女の姿がヤバすぎる
- 超ART
- 過激な描写で各国上映中止『殺しが静かにやって来る』
- インタビュー
- 前世を知って「マスター」と出会う方法をサイコドクターが暴露
- イベント
- 現代美術の最前線を2日間で完全解説する前代未聞のイベント開催
- TV
- トカナ配給映画『野良人間』ヤバすぎる予告編解禁!!
- STORE
- Rockin’Jelly Bean×橋本梨菜×TOCANAコラボTシャツ爆誕