冨田真由さん事件後、タレントの警備を強化したのは1割程度!?
冨田真由さん事件後、警備を強化したタレント事務所は1割程度!? 生命保険の加入を打診したケースも

2016年5月、アイドル・シンガーソングライターとして活動していた冨田真由さんが、都内のイベント会場の入り口で、ファンの男性に刺され重症を負うという痛ましい事件が起こった。犯人はファンとしての思いが恋愛感情に変わり、やがてストーカーと化した末、犯行に至ったと考えられており、現在は裁判が行われている。
こうした犯行は絶対に許されるものではないのは当然だ。しかし、だからといって今回のケースを「たまたま起きてしまった不幸な事件」だとして片付けてはいけない。先日、有名アニメ監督が自身のブログで事件について語り、犯人が100%悪いとしながらも、冨田さんにももう少し事件を未然に防ぐための危機管理意識が必要だった可能性を指摘して一部で批判が出ているが、今回は、それぞれの芸能事務所はこの事件をどう考え、どのような対策を講じているのか、関係者に話を聞いた。
「彼女の事件後、所属タレントには身辺を警戒するよう伝達しました。ただ、うちの場合はアイドルやモデルがメインでありながら、その8割は専属のマネージャーすらついていません。そのため、これまでと何かが変わったかといえば何も変わっていないのが正直なところです」(芸能プロ幹部)
この関係者によれば事件後、それぞれに注意喚起を促したのみで、具体的な対策にまでは至っていないという。その理由は、お金だ。
「それぞれにマネージャーをつけられるだけの費用がありません。よほど売上に貢献している子なら別ですが、売り出し中の子にはコスト的に不可能です。また、アイドルに関しては、彼女たちを完璧にガードすればいいというわけではないんです。ファンたちにはできるだけ、“アイドル”を身近に感じてもらいたいので、アイドルとファンというその関係性の中に割って入るようなマネは極力避けたいんですよね」(同)
金銭的な事情だけではなく、このファンとの距離感も悩みの種だという。別の関係者からも同じような話が聞けた。
「AKB48さんは『会いに行けるアイドル』としてブレイクし、これ以降のアイドルはファンとの距離を縮めるようになりました。その結果熱狂的なファンがつき、活動が成り立っているアイドルもたくさんいるんです。また一方で、富田さんの事件のように恋愛感情を抱かれるケースに発展しやすく、危険性も高まっています。そのため、経費のことを抜きにしても、どうしても警備強化派と現状維持派にわかれてしまい、事務所としては悩ましいところなんです」(プロダクション関係者)
たしかにファンとの距離感も重要だが、タレントの身の安全を優先して考えてほしいものだ。無論、中には積極的に対策をとっている事務所も存在した。
「うちでは事件後、ファンレターや贈り物、メールは届き次第、即座にスタッフが開封しています。手紙も読み、脅迫まがいの文面がないか、特別な恋愛感情を抱いている人はいないかなどをチェックしています。もちろんネット掲示板なども定期的に見て、異変があればたとえ駆け出しの若手タレントであっても警備を強化しています」(芸能事務所マネージャー)
このようにタレントの危機を未然に防ごうと努力している事務所もあるようだ。だが、全体で見ればこうした事務所は1割程度で、ほとんどは放置しているのが実態だという。
さらに、タレント個人の安全を考えるのではなく、事後のことだけ考える事務所もあると教えてくれた。
「事件後、全タレントに生命保険の加入を打診した事務所があると聞きました。一体、何を守りたいのかと呆れましたが、この経営者は損得でしか考えていないのかと感じましたね」(芸能事務所関係者)
こうした状況を考えると電車通勤などのアイドルやモデルは、結局のところ自分の身は自分で守るしかないようだ。
(文=吉沢ひかる)
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
- 人気連載
4月12~18日「今週アナタに降りかかる最悪の事態」がわかる4択占い! 失言、紛失、鳥の糞… Love Me Doが開運アドバイス
■2021年4月12日~18日「今週の不幸を回避し、運命...
- 人気連載
ペニスが小さい男と結婚すると幸せになれる!? かつて西日本に実在した「粗チン信仰」の歴史的経緯を取材!
【日本奇習紀行シリーズ 西日本】 昔から「羮(あつも...
- 人気連載
最強の「波動グッズ3つ」とソマチッドエネルギーを専門家・広瀬学が紹介! 引き寄せ、ウイルス撃退、地震予知…超能力者からの伝言も
不思議ジャーナリストの広瀬学氏は、科学では解明できないこの世...
冨田真由さん事件後、警備を強化したタレント事務所は1割程度!? 生命保険の加入を打診したケースものページです。ストーカー、冨田真由などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで
- 超日本
- 【4月14日】は浮世絵師・歌川国芳が亡くなった日!
- 超海外
- ロシア山中で6人が次々怪死!ディアトロフ峠よりやばい「ハマル=ダバン事件」
- 超科学
- 「若者の血液で若返れる」はガチ、シリコンバレーも次々参入!
- 超異次元
- 救命病棟の元看護師がヤバすぎる心霊体験を暴露!
- 芸能
- 元人気アイドルグループのメンバーXにコカイン疑惑!
- 超刺激
- シングルマザーを元夫がメッタ刺し、想像を超えた残虐性
- 超ART
- 岡本太郎現代芸術賞展レポート 史上最年少18歳が受賞!
- インタビュー
- “速読第四世代”のルサンチマン浅川が速読の光と闇を全暴露!
- イベント
- 東大美術教授が送る「日本現代美術概論」イベントが凄い!
- TV
- 映画『農家の嫁は、取り扱い注意!』舞台挨拶で“パンチラ”撮影秘話
- STORE
- Rockin’Jelly Bean×橋本梨菜×TOCANAコラボTシャツ爆誕