「はじめてのおつかい」に届く“放送中止願い”とは? 関係者が明かす驚きの声

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 女優・香里奈主演のドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)が、日本アドラー心理学会から「ドラマにはきわめて重大な問題がある」と抗議を受けた。学会側は放送中止もしくは脚本の大幅な見直しを要望したが、フジテレビは放送を継続する意向であることも報じられている。

 この件だけでなく、最近のテレビ業界には各種団体や視聴者からの要望や抗議が多く寄せられている。そして、あの歴史ある番組にも同じような要望が届くことがあるという。

「放送中止を要望する声が時折届くのが、『はじめてのおつかい』(日本テレビ系)なんです」(テレビ番組関係者)

 1991年から始まり、お正月などの節目ごと年に数回ずつ放送されている同番組は、今年で26年目を迎える歴史ある番組だ。もはや説明は不要かもしれないが、同番組は生まれて初めておつかいに出かける子どもの様子を微笑ましく映し出している。

 なぜ、この番組に「放送中止」の声が届くのだろうか。

「番組を見たお子さんが『僕も(私も)おつかいにひとりで行きたい』と言い出すそうなんです。親御さんの立場からすると、これがなかなか複雑なのだとか」(同)

 子どもが率先してお手伝いをすると言い出すことで、どうして複雑な心境になるのか。

「今は通学途中に事故で亡くなる子どものニュースも増えています。また、放送開始時と比べて近所付き合いなども希薄になっているので、子どもをひとりでおつかいに出せる環境が整っている地域は稀。そのため、子どもにそういう意識を植え付けないでほしいという意味で『放送中止』の声が届くわけです」(同)

 たしかに昔と今では時代背景も異なるため、事件・事故を恐れる気持ちも理解できる。では、そもそも番組の安全管理はどうなっているのか。

「撮影時は周囲をカメラマンが囲んで、それ以外にも警備担当スタッフが十数名ついています。撮影前には、全ての道路状況を調べあげ、危険な箇所は通らないルートを設定、またどうしても避けられない場合にはスタッフを増員して事故防止に努めています。

 つまり、番組に出ているお子さんは安全な状況下で買い物をしているわけですが、番組を見ている子どもはそこまでは把握できないので『行きたい』と言い出してしまうわけです。こういう気持ちは成長の現れでもあるので、本来は喜ばしいことなんですけどね」(同)

 番組を見て感化されたとはいえ、たしかにこうした気持ちが出てくるのは成長の証しだ。むしろ、同番組はこうした意思を育むための番組でもあるといえる。ただ、局側としても親御さんの気持ちも理解できるからこそ難しい判断を迫られそうだ。

「もちろん今のところ中止にする予定はありません。番組側としては最近、カメラマンの姿をわざと映したり、警備担当スタッフをあえてわかりやすく見せたりして、『道路は子どもだけで歩くと危険がいっぱい』ということがわかるような作りにしています。本当に“子どもが大人から離れてひとりでおつかいに行っている”わけではないことを理解してもらうしかないですね。番組を見ている親御さんにも、まずはお子さんと一緒に買い物に行って、徐々に離れて見守るようにするなど、いくつかの段階を踏んだ上でひとりでのおつかいにチャレンジさせるようにしてほしいです」(同)

 危険だと判断して子どもに何もさせずにいれば順調な成長は期待できない。親御さんとしても難しい判断だろうが、番組に対し放送中止の声をあげるのではなく、まず我が子に危険なことを危険だときっちり教え込むことからはじめていくべきなのではないだろうか。
(文=吉沢ひかる)

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