火星で“カニのような甲殻類”がまた発見される?専門家「カニは強い生命力をもっている」

 これまでにも、火星上に生物が存在することを示す痕跡の数々を発見してきた世界的なUFO研究家、スコット・ウェアリング氏がまたしても火星で生物を発見した、と発表している。

 今回、NASAの火星探査車“キュリオシティ”が撮影した最新の画像中に写り込んでいたのは、“カニ”のような生物だという。平均気温−43℃と、生物が生きるにはあまりに過酷な、荒涼とした大地が広がる火星だが、火星生物たちは厳しい環境下で必死に生き抜いているということだろうか。

 何はともあれ、まずは問題の画像をご覧いただこう。

火星でカニのような甲殻類がまた発見される?専門家「カニは強い生命力をもっている」の画像1画像は「EXPRESS」より引用
火星でカニのような甲殻類がまた発見される?専門家「カニは強い生命力をもっている」の画像2画像は「EXPRESS」より引用

 岩石が散らばる、火星地表を捉えたこの一枚。印のついた右下部分をよく見ると、どこか懐かしいファミコン的なかわいさをまとった生物がこちらを見ているではないか。体の前部に大きく突き出た左右の両手は、確かに地球の“カニ”によく似ている。しかしこの画像では、先端が“ハサミ”になっているかは分からない。そして、大きな2本の手以外に足が確認できないのだ。どうやって移動しているのだろう。

 いずれにせよ、画像では頭に2本の手が付いているようにしか見えず、“カニ”かどうかは、判断が分かれるところだろう。というより、そもそもこれは生物なのか、という疑問も残る。確かにかわいいが、転がった石がたまたま“カニ”のような配置に置かれていた可能性も十分ありえそうだ。白黒のこの画像では、あたりの石と“カニ”の区別が付かないのだ……。

 素人目には、何とも判断の付けにくいこの物体であるが、長年火星写真を見つめ続けてきた、発見者スコット・ウェアリング氏は力強く“カニ”だと断定している。なぜそう言いきれるのだろうか。氏の意見を見てみよう。

■火星の”カニ”はもはやお馴染み!?

 スコット・ウェアリング氏は、自身が運営するブログ「UFO Sightings Daily」(2月17日付)に以下のコメントを掲載している。

「この画像には、まるでこちらに向かってくるかのような“カニ”らしき生物が写っていますね。2本の長いハサミが前方に伸びているのが分かります。“カニ”は厳しい環境でも生き延びることができ、強い生命力を持っていることで知られています」(スコット・ウェアリング氏)

 淡水から深海まで、水辺のあらゆる場所に生息している甲殻類である“カニ”の環境適応能力は非常に高く、哺乳類とは比べものにならない。古生代カンブリア紀から現代に至るまで、幾多の大量絶滅の危機を乗り越えてきたことからも、その生命力の強さがうかがえる。

火星でカニのような甲殻類がまた発見される?専門家「カニは強い生命力をもっている」の画像3画像は「NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版」より引用

 火星には、かつて大海が存在したが消失してしまったと考えられているが、現在も液体の水が存在する可能性が指摘されている。2015年9月には、火星の斜面を液体の水が流れた跡と見られる、黒い筋がNASAによって確認、発表されている。水が存在するとなれば、“カニ”が生存している可能性は高まりそうだ。そして、ウェアリング氏によると、火星では以前から“カニ”が見つかっていたという……。

「このような生物はこれまでにも発見されています。例えば着陸後、通信が途絶えたロシアの火星探査機のすぐ近くでも、4〜6本の足を持つ“カニ”が発見されています」(同氏)

 今回、ウェアリング氏が不明瞭な画像に写るのは“カニ”であると即断できた背景には、過去にも“カニ”が発見されていたという事情があるようだ。2015年8月には岩場に張り付く“カニ”が、キュリオシティによって鮮明に捉えられるなど、火星ウォッチャーの間で“カニ”は比較的ポピュラーな存在であるようなのだ。

火星でカニのような甲殻類がまた発見される?専門家「カニは強い生命力をもっている」の画像42015年8月に発見された”カニ”らしき物体。画像は「EXPRESS」より引用

 ちなみにNASAはこうした発見に対して、決して首を縦に振ることはない。単なる見間違い、あるいはランダムな視覚データから馴染みのパターンを想起してしまう心理現象“パレイドリア”と片付けるのが常である。

 いずれにせよ、今回発見された“カニ”らしき物体の最終判断は、読者に委ねるほかない。NASAの言うように、単なる見間違いの可能性も大いにあり得るだろう。しかし火星では、真偽はともかく、なぜか“カニ”のような生物がよく報告されているという事実。それから”カニ”の生存に必須と考えられる水が火星に存在する可能性があることは頭に入れておいて損はないだろう。 
(坂井学)


参考:「UFO Sightings Daily」、「EXPRESS」、「EXPRESS」、「NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版」、ほか

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