全裸乱入、遺灰を撒散らす事件も…!? アカデミー賞やっちまった列伝3

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●遺灰をぶちまける

 来場者によるトラブルはほかにもある。2012年、コメディアンのサシャ・バロン・コーエンはアカデミー賞授賞式に出席した際、主催者側から「バカなことをしないように!」とクギを刺されていたにもかかわらず、“不謹慎”なパフォーマンスを披露した。軍服を身にまといながら故・金正日総書記の写真がプリントされた黄金の壺を手にしてレッドカーペットに現れたコーエン。その壺を見せながら「僕の大親友で、テニスのパートナーの金正日を連れてくる、いい機会だったから」と、その中身が“遺灰”であることを発表しつつ、手が滑ったふりをしながらその“遺灰”に見立てた謎の粉をレッドカーペットにぶちまけていた。ちなみにコーエンはそのまま警備員に連れ去られてしまった。

●名前を大間違い

 そういえば、2014年のアカデミー賞でも“名前間違えトラブル”が起きた。歌曲賞に輝いた『アナと雪の女王』の主題歌『Let It Go』のライブ・パフォーマンスに立ったのはイディナ・メンゼル。しかし、プレゼンターのジョン・トラボルタは、「才能あふれる唯一無二のアデル・ダズィームです」とまったく違う名前で彼女を紹介してしまったのだ。後にトラボルタは「僕は1日中、自分自身を打ちのめしています。それから僕は、『イディナ・メンゼルなら何て言うだろう?』と考えました。きっと彼女は、『忘れなさい、忘れなさい!(Let it go, let it go)』と言ってくれることでしょう」とトラボルタは曲名を交えてコメントした。

 翌年、今度は歌曲賞のプレゼンターとして登場したメンゼルが、トラボルタを「私の最愛の友、グロム・ガジンゴさん!」と紹介。わざと名前を間違え、1年前の雪辱を果たすと、トラボルタはメンゼルのあごに触れながら「そうだよね。そのぐらい言われてもしょうがないよね」と至近距離で懺悔した。至近距離というところにほのかに気持ち悪さが漂ってくるが、アカデミー賞らしさも見て取れる。世知辛い世の中だが、アカデミー賞だけは、どんなトラブルも軽いアメリカンジョークで受け流せるようなおおらかなイベントであってほしいと思う。
(文=加藤宏和)

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