我々は「STAP問題」の本質を完全に見誤っていた! BBCも理学博士も断言「実験が再現できないのは日常茶飯事」

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reproducibility_2.jpgイメージ画像:「Thinkstock」より

「よく見かけるのは、大学4年生が研究室へ配属されて、卒論の研究を始めたはいいが、同じ研究室の先生方や先輩方がやっていた実験が再現できない、うまくいかなくて悩むなんてケースでしょうか。大抵はなんとかなるものですが、たまに、すでに発表された研究結果に関する致命的な問題が発覚することもあります。こうなると立場の弱い学生に対するアカデミックハラスメントみたいな問題も出てきます」

 同様の問題は、技術員や研究者の入れ替わりでも起こるとX氏は指摘する。

「料理と一緒で、必要なのは指示に従えばちゃんと完成するレシピです。きちんと文書化して、やり方をチーム内で共有できていればいいんですけど、そこまで手が回ってないことも多いんです。だから、当の本人でも過去の実験が再現できないようなことが起きる。また、さらに問題なのは、矛盾した結果が出たときです。前の実験が間違いだったのか、それとも新しい結果がミスなのか、それすらも判別できなくなってしまうんです」

 そして意外なことに、多くの科学者たちは再現できなかった研究についても、その内容を依然として信頼し続けるという。再現に失敗したのは自分の落ち度だと考えがちだし、再現性をチェックしたというだけでは論文にならないので、そもそも公に発表されることも少ないようだ。


■「STAP細胞」問題の本質を世間は誤解している

 ここで思い出されるのは、やはり一昨年の「STAP細胞」騒動である。あの一件では“再現性”が厳しくチェックされ、“再現性がない”ことが激しく批判された。

reproducibility_4.jpg論文で主張されているSTAP細胞・STAP幹細胞の特徴と
iPS細胞の特徴を比較した図
画像は「Wikipedia」より引用

「あの一件は再現性のなさがキッカケとなって研究不正がスピード解明されるに至った、非常に現代的な事件といえます」

 だが、X氏はあの事件の本質は再現性のなさではなく、データ捏造という研究不正にあると断じる。

「先程もお伝えしたとおり、小保方氏らが示した手法の再現性がないことは、もちろん本来は良くないことです。ですが、実験データの捏造さえなければ、死人まで出るような騒ぎにはならなかったかもしれません。“簡単にできる”と大々的に記者会見まで開いてしまったため、結局本人にすら再現できないことが厳しく非難されることになってしまった、非常にお粗末なオチでしたけどね。もちろんこの場合でも、論文の取り下げや責任追求は免れません」

 だが、単純な刺激による細胞の初期化というアイデアは、依然として興味深いテーマの一つであるとX氏は語る。「勘違いされていると思うのですが……」と前置きして、X氏はさらに意外なことを口にした。

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コメント

2:匿名 2018年6月7日 06:01 | 返信

万能細胞なんか出されたら困る奴らの罠にハマったってことだろ。
小保方氏の近くの研究員を買収して研究資料を盗ませたり、
影で妨害してたかもしれんしな。

1:匿名 2017年3月25日 10:18 | 返信

小保方本人が見誤っていたから記者会見でありますって言ったんだろ

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