嫁入り直前まで続く実父との「身体洗いの風習」
奇習! 嫁入り直前まで続く実父との“裸のつきあい” ― 愛娘の成長を手触りで確認する「身体洗いの風習」と由々しき弊害=山陰地方

【日本奇習紀行シリーズ】 山陰地方
中学生まで実父と一緒に入浴していたことをカミングアウトした女優・平祐奈(18)や、大人になってからもそれを続けていたという女優・加藤紀子(44)のように、世の中には、成長してからも実父や兄弟と一緒に“裸のつきあい”を続けている女性が少なからず存在する。しかしその一方で、それが多くのパパさんたちにとって悩みの種であることからもわかるように、少女たちの多くは、第二次性徴を迎える前後までに肉親男性の前で裸を晒すことを“卒業”するというのが当世のスタンダードであるようだ。しかし、かつて山陰地方の一部地域では、なんと少女たちが成長し、嫁入りをする直前まで、なんとも奇妙な“裸のつきあい”を続けることが習慣化していたという。
「まあ、知らないよりは知っていたほうがいいんだろうけどね。世の中ではどうなんだろうね(苦笑)」
この地にかつて存在していたという“裸のつきあい”についてそう証言するのは、現在、同地域から遠く離れた中部地方の小都市で暮らす元自営業・吉川八十吉さん(仮名・81)。吉川さんの話によると、彼の生まれ育った郷里では、少女が生まれると、その子が成年を迎えて他家へ嫁ぐまで、父親や兄弟に裸を見せる習慣が存在していたという。
「ここはどこでも一緒だろうと思うけれども、女の子が生まれると、まあ、親兄弟はおしめを替えたり、風呂に入れたりするだろ。でも、そこから先、大きくなってからもそれは変わらなくて、嫁に行くまで一緒に風呂に入って、体のすみずみまで洗ってあげるんだよ」
幼い時期のおむつ替えや入浴はもとより、大人になってからも少女の体を丁寧に洗うというこの地域の男たち。彼らは愛娘や姉妹といった肉親の体が成長していく様を、常に手触りで確認し、それがやがて他所の男の手に委ねられるまで、「男の責任」として続けていくのだという。まさに「手塩にかけて育てる」という言葉がピッタリの習慣だ。しかし、そうした行為を続けるがゆえに、それは時として、あらぬ弊害を生んでしまうのだという。
「そういうことを続けていると、肉親だというのに、男と女の情みたいなものが生まれてしまうこともあるらしくてね、そのせいか、あの地域じゃいつまで経っても嫁にいかない子が多かったっていう話だよ」
もともとこの習慣が、一体どのような経緯で生まれたものかは定かではないが、吉川さんの話を聞く限り、もしかするとそうした肉親間に芽生える“男女の情”を超え、また、至れり尽くせりの居心地良い環境を捨ててまで、それでも一緒になりたいと思える男性を見つけることができるかどうか? という、少女たちに対するある種の“試練”のような狙いが込められているのかもしれない。
(取材・文/戸叶和男)
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