火星で“土星のような輪っか”が形成され始める! 火星の衛星フォボスの崩壊が関係か?

火星で土星のような輪っかが形成され始める! 火星の衛星フォボスの崩壊が関係か?の画像1 「Mysterious Universe」の記事より

■火星が持つ2つの小衛星

 火星には2つの小さな月=小衛星がある。直径22kmある大きいほうの第1衛星がフォボス(Phobos)で火星の表面から6000km以内の軌道を回っている。

火星で土星のような輪っかが形成され始める! 火星の衛星フォボスの崩壊が関係か?の画像2火星第1衛星・フォボス(Phobos) 画像は「Wikipedia」より

 小さいほうの第2衛星、ダイモス(Deimos)は火星地表から2万kmの軌道を周回しており、フォボスとはかなり離れている。大きさもフォボスよりも小さく、直径は12kmだ。

火星で土星のような輪っかが形成され始める! 火星の衛星フォボスの崩壊が関係か?の画像3火星第2衛星・ダイモス(Deimos) 画像は「Wikipedia」より

 1877年に発見されたこの2つの小衛星だが、これまでは火星の重力に引き寄せられた小惑星だと考えられてきた。だが最近になって火星への隕石の衝突により生成されたのではないかという新説が登場している。

 巨大隕石の衝突によって大量のデブリが衛星軌道上へ飛散し、群れて周回するにつれてひと塊になり小衛星が形成されたのではないかという仮説が、昨年にフランスやベルギー、日本の合同研究チームによって報告されている。いずれの説が正しいのかは、今後の研究の進展を待たねばならないが、どうやら火星の“ドーナツ”にはこの第1衛星・フォボスが関係しているようなのだ。

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