子役の労基違反は撮影現場では当たり前!?
「子役も深夜まで拘束」ブラックすぎるドラマ現場を関係者が暴露

上質なドラマ製作にも定評がある民放衛星局「WOWOW」。だが、今年1月に行われたドラマ『東京すみっこごはん』の撮影において、出演者の子役女児を未明まで長時間働かせていたことが判明。ドラマは5月に放送予定だったものの、この問題を受けて中止となった。
労働基準法では13歳未満の子供の午後8時以降の労働、また長時間労働は禁止されているため、今回の件は完全にアウトだ。しかし、タイトなスケジュールで進められているといわれる撮影現場では、同じような例がほかにもあるように感じる。実際のところを現場の人々に聞いた。
「生放送では労働基準法は順守しています。AKB48であろうとジャニーズであろうと20時前には画面から姿を消します。ただし、収録の場合となると、WOWOWを責められる局や制作会社は皆無でしょうね」(プロダクション関係者)
たしかに生放送では法律を守っている印象があるが、収録の場合には異なる実情があるようだ。テレビ局関係者の話。
「基本は労働基準法を守って撮影したいんですが、ドラマの場合には深夜や明け方まで、もしくは完全徹夜で行われることもあります。そうなると子役であっても深夜まで拘束されることになりますね」
やはり、WOWOW以外の放送局でも同じようなケースはあるようだ。疑問に思うのは、なぜ子役はそれに付き合うのかという点。
「事務所も親も本人も労働基準法はわかっています。ただ、撮影に参加できずに出番を失うくらいなら、法律よりも実益を取るという子役本人や親御さんが多いんです」(前出・関係者)
本来は実益より法律に従うべきだが、出演したいという思いが勝ってしまうようだ。ならば、そもそもこうした撮影を行わないようスケジュールを組めないものか。
「やはりメインキャストのスケジュールがネックです。放送直前にしかスケジュールが取れず、バタバタと撮影しないといけないこともありますし、放送は数か月後であっても早い時期にまとめて撮影を済ませないといけないケースもあります。それ以外にも天候の影響もありますね」(同)
このように今回の問題は放送業界全体にはびこっているようだ。ただし、WOWOWのケースはこうした中でも特殊だったという。
「今回は演出家がNGを連発したために深夜の撮影になったと聞きます。映画のようなクオリティを求めていて、仕方ないとも思うのですが、ドラマならば最低限の撮影だけで終わらせる勇気も必要だったんじゃないかと思います。ただ、WOWOWはドラマの質に本当にうるさいので、それがプレッシャーになったのかもしれません」(ドラマ制作会社関係者)
今回の件は内部の関係者から情報が漏れたといわれている。おそらく、現場関係者から見てもひどい状況だったのだろう。これを機会に現場が改善されることを祈るばかりだ。
(文=吉沢ひかる)
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
- 人気連載
【最新・新型コロナの正体】やはり生物兵器か…中共に回答迫る! 菅とビル・ゲイツとワクチンの関係、米国務省の極秘情報…ケロッピー前田が徹底解説!
「パンデミック到来に備えよ!」と、2015年にビル・ゲイツは...
- 人気連載
1月25~31日「今週アナタを襲う絶体絶命のピンチ」がわかる4択占い!! 仕事ミス、挫折、低評価… Love Me Doが回避法を伝授!
■2021年1月25日~31日「今週の不幸を回避し、運命...
「子役も深夜まで拘束」ブラックすぎるドラマ現場を関係者が暴露のページです。芸能界、子役、吉沢ひかるなどの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで
- 超日本
- 1月26日は銀行員12名が毒殺された「帝銀事件」が起きた日!
- 超海外
- 死因として「エクストリーム・オーガズム」が公式に認定される!
- 超科学
- 【要注意】コロナ患者の多くが「コロナ舌」になっている
- 超異次元
- 2021年はまじでUFO情報開示のゴールデンイヤーになる!!
- 芸能
- 東野幸治が魅せた「キンコン西野の正しい扱い方」
- 超刺激
- インド国技「カバディ」で選手の“首が折れて死ぬ”決定的瞬間
- 超ART
- 1月23日はノルウェーが産んだ異能の画家・エドヴァルド・ムンクが死亡した日!
- インタビュー
- 「透明人間に17年間も命を狙われている」彫刻家インタビュー
- イベント
- Love Me Doの「オリジナル特製アロマオイル」販売記念インタビュー!
- TV
- 宇宙人“濃厚接触者”たちが衝撃体験を暴露!ケンコバ×TOCANA番組
- STORE
- Love Me Doの「オリジナル特製アロマオイル」販売記念インタビュー!