640万年前に誕生した絶海の孤島「ボールズ・ピラミッド」がヤバイ! 絶滅したはずのキモ生物も生存!

 英語で「Tree Lobster(木のロブスター)」と呼ばれるこの虫は、和名を「ロードハウナナフシ」といい、木の枝に擬態することで知られるナナフシの一種である。我々が知るナナフシより随分と黒い上に太くたくましいが、厳つい相貌に似合わず、つい最近まで絶滅したと信じられてきた。

640万年前に誕生した絶海の孤島「ボールズ・ピラミッド」がヤバイ! 絶滅したはずのキモ生物も生存!の画像3ロードハウナナフシ「Disclose.tv」より引用

 現在、天然のロードハウナナフシは、ボールズ・ピラミッドにしか存在しないそうだが、その名にある通り、元々は近隣のロード・ハウ島に生息していた。それが、1920年を最後に見られなくなったという。しかし、1960年代から登山家がボールズ・ピラミッドに足を踏み入れるようになると、ロードハウナナフシの死体が頻繁に目撃されるようになり、生き残りが存在するのではないかと噂されるようになったそうだ。

640万年前に誕生した絶海の孤島「ボールズ・ピラミッド」がヤバイ! 絶滅したはずのキモ生物も生存!の画像4ロードハウナナフシ「Disclose.tv」より引用

 そして2001年、昆虫学者らがボールズ・ピラミッドの生物調査を実施したところ、海抜100メートルの地点で24匹のロードハウナナフシの群れを発見、生体のつがい2組をオーストリア本土に持ち帰った。その後、メルボルン動物園で繁殖に成功し、いずれは、ロード・ハウ島に還されるとのことだ。ちなみに、どのようにしてハネが退化したロードハウナナフシが海を渡ってボールズ・ピラミッドに到達できたかは謎だという。

 なかなかインパクトのある面構えをしているが、孵化の様子も一層おどろおどろしい。まるで卵から這い出るエイリアンのようだ。

 現在、ボールズ・ピラミッドは、「ロード・ハウ島群」としてユネスコ世界遺産に指定されており、上陸にはサウス・ウェールズ州の担当大臣への申請が必須だという。ロードハウナナフシたちの唯一の拠り所は今後も手厚く保護されていくようだ。
(編集部)


参考:「Wikipedia」、「Disclose.tv」、ほか

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