石丸元章が語る「ドラッグ量子論」が“現実の概念”を根本から覆す
妄想と幻覚を量子力学で解説! 石丸元章が語る「ドラッグ量子論」が“現実の概念”を根本から覆す!
石丸元章氏の新著『覚醒剤と妄想 ASKAの見た悪夢』(コア新書)の出版記念インタビュー第2回目では、ドラッグと妄想、ASKAの妄想など妄想をテーマに語ってもらった。
出版記念インタビューのラストとなる第3回目は、石丸氏にドラッグ、妄想、量子力学に至るまで遠大なスケールで語ってもらう。そして、いよいよ謎のASKA「尿・お茶すり替え事件」の真相にも迫る!
第一回【キメセクよりも孤独のエクスタシーの方が気持ちいい】
第二回【シャブ中の妄想を嗤うな】
■妄想と量子物理学
――本書では、妄想の世界を最新科学である量子論で説明されていますよね。オカルトの世界でも、「それは科学的にありえない」という否定派がたくさんいるのですが。
石丸「懐疑派の人が言っている『科学的』とは、古典物理学としての科学のことを言っているのだと思うんですよ」
――ようするに、現状で分かっている科学のことですね。

石丸「日常の大きい世界では、我々は古典物理学の法則に則って動いている。だけど、目に見える物質を構成しているようなものすごく小さな世界の単位を扱う物理学は、量子物理学と呼ばれていて、大きい世界とはまったく違う法則で動くんです。科学といっても、大きい世界と小さい世界では道理が違うと言うわけですね。
いまは21世紀で、量子物理学の時代です。だからこそ、科学的に考えれば、そんな簡単に色んなことを否定することはできないと思うんです。そもそも『現実』ってなんでしょうか。我々の世界で皆が信じているとされているものを暫定的に『現実』と呼んでみてるだけなんです。だから、現実なんて、実際は普遍的なものではない。オカルトって言葉は『現実的にはちょっと信じられない』ことを指して使われてるでしょう。自分に言わせれば、そもそも『現実』自体が暫定的で曖昧なものなのに、ありえるとかありえないとか、そんなことを相手に突き詰めてもしょうがないでしょ? ってことなんです」
――暫定的現実というのは面白いですね。
石丸「偶然とか必然とかってありますよね。これは、ドラッグを通して感じたことなんですけれど、自分がここにいるのって、偶然であると同時に必然なんですよ。でも、普通の人は、『偶然というのは、たまたまそうなった』『必然というのは、なるべくしてなった』だから、『偶然と必然を一緒にしてはいけないんだ』と考えてると思うんです。けれど、『偶然であると同時に必然である』という状況が実際にあるんです。それを説明するには、量子物理学の世界になってしまうんだけどね。量子物理学では、『作用素』というのが大事なんです。
普通は、『原因があって結果がある』というように因果関係を考えて動くわけです。だから、『こういう結果にならないように、こういう風にしよう』というように、結果を逆算して考えます。しかし、量子物理学において作用素という変換機を通すと、原因と結果が一致してしまう。だから、因果関係がないということになります。だから『偶然=必然』になるんです。分かりにくいかもしれませんが、量子物理学の概念とは、哲学のようなものなんですよ」
――最新の量子論だと、複数の過去と未来が同時に存在するといわれていますよね。だとすれば、未来の出来事が過去の事象に影響を与えている可能性が出てきますから、偶然だと思うことが実は未来によって決定されているかもしれませんね。

石丸「ここでもつまり、因果の関係が逆転するんです。結果から原因を作るみたいな。原因と結果は、実は最初から両方あるんです。原因と結果は異なる性質だったのが、量子物理学で言う作用素を通すと、同じになってしまうんです。脳は、シナプスという電気信号でやりとりしながら考えているというのは、有名な話ですよね。実は、最近分かったんですが、体の各細胞が、微弱な電気を発してそれぞれ交信し合っているらしい。これまで脳で考えていたと思ったのが、細胞単位で考えていると分かった時、我々の体内だけでなく、いろいろな生き物が細胞単位で情報やりとりしていてもおかしくないじゃない?
自分が言いたいのは、以前にはわからなかった事象が科学として説明されて来ている。だから、どんなことを考えていても、『それは科学的じゃない』と否定してしまうのは、馬鹿げているなと。人が主張している可能性を否定しても意味ないじゃん。それよりも、いろいろな可能性があった方が面白い」
――歴史でも、後で検証したら違ったということは多々ありますよね。ティラノサウルスって、以前は毛の生えていない大きなトカゲのような姿だとされていましたが、最近の研究だと、羽毛モフモフのカラスみたいな姿になっていて、そのまた最新情報ではワニにようだといわれている。
石丸「縄文土器だって、煮炊きするために作られたと言われていたけど、実は祭祀用だったとも言われているしね。このように、学問はどんどん新しくなっていて、常に我々の常識を更新しているんです。だから、今の常識だけで言ったって仕方ないじゃん。それが、『妄想を嗤うな』ということの一つの意味でもあるのよ。我々って、『常識!常識!』って言っているけれど、その時代の大多数が信じているひとつの妄想を常識と言っているだけなんですから」
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