すべてのほ乳類が「12秒でうんちを出し切る」ことを教授が発見! 人類にも共通する“3つの排便法則”も判明

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すべてのほ乳類が「12秒でうんちを出し切る」ことを教授が発見! 人類にも共通する3つの排便法則も判明の画像1画像は「Thinkstock」より引用

 排便に関する興味深い事実が最新の研究で明らかになった。なんと、あらゆる哺乳類動物は“12秒”で便を出し切るというのだ。


■全ての哺乳類が12秒で排便する3つの理由

 科学メディア「New Scientist」(4月26日)によると、「排便流体力学」の専門家である米ジョージア工科大学のパトリシア・ヤン教授が、地元の動物園でゾウ、パンダ、イボイノシシ、研究メンバーの飼い犬などの排便シーンを撮影し、分析したところ、平均して12秒ほどで排便を終えることが分かったという。

 計測された動物には大きな体重差(4kg~4000kg)があったが、一体どうして排便時間が共通しているのだろうか? ヤン教授によると、それには3つの理由があるという。

 1つ目は、どの動物においても便の長さが直腸直径の5倍ほどと、同じ比率だったこと。

 2つ目は、排便時の力みが生み出す腸内圧力は動物の体積に関係しなく、一定して弱いこと。にわかには信じがたいが、人間でも小さなネズミでも排便時にかかる圧力は一緒ということだ。

 3つ目は、排便において最も重要な役割を持つ結腸の粘液層である。人間のように円筒形の便をする動物は、歯磨き粉をチューブから押し出すように便をひねり出すと思われがちだが、実情は「滑り台を滑降することに近い」そうだ。滑降をサポートする腸粘液の量が動物のサイズによって異なるため、だいたい同じ時間で排便されることになるという。つまり、大型動物は長い直腸を持つため便も長いが、粘液が多いことで、排便時間は他の動物と変わらないということだ。

 ちなみに便秘にも腸粘液が関わっている。粘液が枯渇すると便が動かないため、人間の場合、腸粘液が枯渇した状態で排便の努力をしなければ、腸内が空になるまでに500日程度かかるそうだ。ヤン教授によれば、「全力で力めば6時間で出ますが、いずれにしろ病院に駆け込むことになりますね」とのこと。

■なぜ”12秒”なのか?

 ところで、なぜ1分でも30分でもなく “12秒”なのだろうか? これは、哺乳類動物が生存をかけて「最速の排便時間」を追及した結果だという。というのも、排出物の臭いは天敵をひきつけるため、排便に時間がかかれば、捕食者に見つかるリスクが高まるからだ。ヤン教授の先行研究では、睾丸の大きさにかかわらず、全ての哺乳類動物の排尿時間も同じであることが分かっている。

 ちなみに、先述した動物に加えYouTubeで公開されている動物の排便動画も研究に利用し、23種類の異なる動物の排便時間を測定したという。

「ネットには驚くほど大量のうんこビデオがありました。観光客が動物園でそれらを撮影し、アップロードしているんです」(ヤン教授)

 また、今回の研究では排便時間の他にも動物の便を多角的に分析しており、多くの動物が平均して一度の排便で2本の便を排出することや、パンダやゾウなどの草食動物の便は軽く、熊やトラなどの肉食動物は重いことなどが明らかになったそうだ。

 人間はトイレに入ってしまえばゆっくりと排便できるため、あまり有難みのない能力といえなくもないが、たとえば外出時に近隣にトイレがない時など、やむをえず「野糞」をしてしまう場合があるだろう。その時は”12秒”で排便できるこの能力が活躍するはずである。(街路又は公園その他公衆の集合する場所での屋外排泄は軽犯罪法で禁止されている。間違っても実践しないように!)
(編集部)


参考:「New Scientist」、「Daily Mail」、ほか

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