優秀な●●たちが次々と“切られ”、窮地に陥っている理由とは? 厳しいTV業界事情を関係者が吐露

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 それぞれのテレビ番組に「構成」という肩書きでクレジットされるのが放送作家だ。若手から大ベテランまで存在し、中には億単位の年収を稼ぐ放送作家も存在するという。

 しかし、昨今の厳しいテレビ業界事情にあって、こうした売れっ子放送作家が窮地に陥っているという。

「今、予算削減の煽りを受けて、ギャラが高騰している作家はどんどん下ろされているんです」(テレビ番組制作会社プロデューサー)

 番組を下ろされているのは、どのようなランクの放送作家なのか。

「週に1回60分番組で、ギャラ50万円を超えるクラスの作家がいるんですが、そういう方たちから順次消えていっています。このクラスになると1本のレギュラー番組を持つだけで月収200万円。これが何本もあれば億を超える年収なので、これまでは悠々自適な日々を過ごしてきたはずですが、今は大変そうです」(同)

 過去に億単位の年収があったとしても、突如として仕事を失うのはキツイはずだ。

「今はなんとか食いつないでいるようですが、中にはドラマのプロデューサーに接触して脚本家に転身しようとしている人もいますよ。最初は物珍しさで脚本仕事もあるかもしれませんが、ドラマの世界も専業の作家が山ほどいますし、こちらも予算の削減で苦しいので、結局は厳しいと思いますけど」(同)

 厳しい日々を過ごしているようだが、このような事態になっているのは、やはり予算が問題だ。しかし、なぜ放送作家ばかりが目の敵にされているのか。

「バラエティー番組の場合、スタッフで一番ギャラが高いのが放送作家なんです。ロケに出るディレクターの数を減らすと番組の内容やスケジュール管理に影響が出ますが、作家は数が減ってもそこまで困りません。そのため、メスが入ったわけです。ただし、これは序章であって『放送作家も切られている』という現実を盾に番組MCにもメスを入れるのではないかといわれているんです」(同)

 番組MCにもメスとは、どういうことか。

「番組制作費で最も高額なのは出演者のギャラですが、お付き合いもあってなかなか切ることができません。しかし、有力スタッフも切られている事実があれば、降板、またギャラの減額交渉などが始まる可能性もあります。特にフジテレビは高額ギャラのタレントが山ほどいるので、放送作家切りが終われば次はMCをはじめとするレギュラー陣だといわれています」(同)

 今は対岸の火事かもしれないが、やがては出演者にも火の粉が降りかかる恐れがあるようだ。テレビの世界に生きる人々は誰もが戦々恐々としているに違いない。
(文=吉沢ひかる)

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