奇習!村人全員の嫁になった女 ― 深刻な嫁不足・セックス不足が生んだ寒村の悲哀!

「たわけ」という言葉の由来からもわかるように、かつて日本の農村地帯においては、深刻な嫁不足から、あぶれた男性たちが山羊や牛などの四足動物を相手に性処理を行う(獣たわけ)という習慣が当たり前のように行われていたが、これは以前にも触れたように、我が国においてのみ行われていたわけではなく、かつて大航海時代に長期の航海に出ていた外洋艦船の多くは、乗組員の「食」と「性」の両方を満たすために、山羊などの家畜を連れて大海原を旅していたことが知られている。つまり、古今東西、男たちばかりの環境下においては、極めて特殊な性処理が、ごくごく当たり前のものとして行われていたのだ。

 東京から特急列車とローカル線を乗り継いでおよそ2時間強、その甲信越地方のとある山間の地域では、かつて相次ぐ自然災害などの影響により深刻な人口減少が発生。とりわけ、はからずも極端な形で男性ばかりが生き残ってしまったことから、地域で生まれた女児について、実に奇妙な養育がなされていたという。

「わかりやすく言えば、みんなで育てて、みんなで分かち合う。そういう話なんじゃないかな。昔は農作物だって、貴重なものはそうしてたわけだから、まあ、その頃の人らの感覚じゃ、それが自然なことだったんだと思うよ」

 この地域にかつて存在していたという、女児の養育に関する奇妙な習慣についてそう語るのは、米寿を迎えた今も、父祖伝来の田畑を守り続け、「現役」で農業を営み続けている高村伊佐夫さん(仮名)。高村さんの話によると、その習慣が生まれたのは江戸時代のことで、深刻な嫁不足が起きていた同地域では、“貴重な女児”を村人全員で協力しあいながら養育し、その後、成人した後は、“村の嫁”として男たちが共有していた時期があったという。

「もともと嫁になり得るような女がほとんどいやしないからね、おそらく最初はよそからもらってきたり、さらってきたりしてはじめたことなんだろうけども、女の赤ん坊からね、育てていくわけよ、みんなで。そうすると、いつかは大人になるだろう? そしたら、育てた男たち全員の“嫁”になるっていう。となると、その嫁が今度は子供を生むだろう? 女の子だったら、その子もみんなで育てていく。もともとどの男が父親か? だなんてわかりゃしないからね、それでよかったんだろうね」

奇習!村人全員の嫁になった女 ― 深刻な嫁不足・セックス不足が生んだ寒村の悲哀!の画像1画像は「Thinkstock」より引用

 今の時代の「誘拐事件」よりも、もっと“ありふれた事”として、人攫いや人買いが横行していた当時、遠く離れた地域から、この村の男たちによって連れ去られた女児たちは、本来の両親から引き離される形で、男だらけの集落で養育され、やがてはその“共有財産”として“村人全員の嫁”となっていく。そして、その嫁が生んだ女児もまた、同様の運命が待ち受けていたのだ。しかし、彼女たち“村人全員の嫁”の生む子が、必ずしも女児であるとは限らない。

「……そうね、男の赤ん坊が生まれた時は、間引いてしまったっていう話だよ。もっとも、こんな話、私だって死んだ爺さんから聞かされた話だし、その爺さんだって、ひい爺さんから聞いたっていうぐらいの大昔の話だからね、本当かどうかはわかりゃしないけれども」

 今年5月時点での発表によると、日本の首都・東京の人口は13716974人。逆に最も少ない鳥取県で567890人と、首都圏を中心とした一極集中化は年々進むばかりだ。こうした極端な偏重が続き、深刻な嫁不足や後継者不足が常態化すれば、再びこのような奇妙な習慣が生まれないとも限らないだけに、些か気になるところだ。

文・取材=戸叶和男

●戸叶和男の記事一覧はコチラ

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

奇習!村人全員の嫁になった女 ― 深刻な嫁不足・セックス不足が生んだ寒村の悲哀!のページです。などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで

トカナ TOCANA公式チャンネル