【ガチ研究】死人の脳が「眠っている人の脳」と同じ活動をしていることが判明! 死はノンレム睡眠状態だった!

■臓器提供の際の脳死判定に影響を及ぼす可能性

 しかしながらほかの3人については、脳の電気的活動は心肺停止の前に消失していたという。なぜこの1人の患者の脳活動だけが死後も続いていたのかはまったくわかっておらず、今後の研究が必要とされている。死後の脳活動について、今のところすべては謎のままということだ。そしてこのケースからあまり多くのことを類推しないでほしいと研究者たちは忠告している。

 計測機器の誤作動を指摘する声もあるのだが、現場にいた研究者たちはすべての機器は正常に動いていたと主張しているようだ。

 研究者たちの間では、脳活動の大部分が死後から約1分間だけミステリアスな高まりを見せた後に停止するという考えが支配的であるという。しかしながら、これはマウスの脳を研究することでわかってきたもので、人間にもこれに相当する現象が起きるのかどうかはわかっていない。そして今回の研究でも、心肺停止後1分間に脳活動が高まったというデータは得られなかったことが指摘されている。

 死の直後の肉体と精神についてはまだまだ謎だらけということになるが、例えば昨年に発表されたある2つの研究では、人間の死後も遺伝子は機能していることが報告されている。死後数日間、場合によっては生前よりも活発に働いているというから驚きだ。

deltawave2.JPG 画像は「Wikipedia」より

 ともあれ、今回の研究は臓器提供の際の脳死判定にも影響を及ぼす可能性をはらむものになるだろう。今後の研究の進展に期待したい。
(文=仲田しんじ)


BRAIN ACTIVITY APPEARS TO CONTINUE AFTER PEOPLE ARE DEAD | MYSTERY PLANET 2017 動画は「YouTube」より


参考:「Independent」、ほか

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