アイドルストーカー事件が多発する背景に、日本社会が抱える構造的欠陥? 恋愛感情だけではない犯行理由に驚愕

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 これ以外にも似たような事件は多数報告されている。しかし、なぜファンであるはずの人間がこのような事件を起こしてしまうのだろうか。
 
 犯人像を追いかけると、ふたつのパターンに分かれるようだ。HKTの事件と小金井の事件は犯人が一方的に恋愛感情を募らせていた。特に小金井の事件では犯人がSNS以外にもライブ会場に来場し、「結婚してください」「じゃあ、友達になってください」と直接冨田さんに言い寄っていることもわかっている。

 もうひとつは世の中への恨みを発散させるために引き起こしたもの。AKB握手会事件の犯人は勤務していた警備会社を解雇され、再就職も失敗している。裁判の被告人質問では「襲う対象は他の人でもよかったのではないか」との問いに、「女の人で弱いと思った」と回答。さらに「AKBを見て、どう思ったか」と問われると「収入あるな」と思った」と答えるなど、ファンなどではなく自身の不満を解消するためだけに、彼女らを狙い凶行に及んだかのような答えを繰り返していた。

 どちらも「余裕のなさ」を感じさせる。社会的立場と恋愛感情。どの犯人も周囲と自分との関係性が破たんしている。この問題は日本社会が抱える構造的欠陥の表れなのではないだろうか。
(文=加藤宏和)

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