アリューシャン列島M7.8地震→日本で南海トラフ地震と富士山噴火か!? 過去データが示す恐怖の連鎖

アリューシャン列島M7.8地震→日本で南海トラフ地震と富士山噴火か!? 過去データが示す恐怖の連鎖の画像1画像は「NHK NEWS WEB」より引用

 2017年7月18日8時34分(日本時間)、アリューシャン列島にあるロシア領コマンドルスキー諸島を震源とするM7.8の地震が発生した。実は、この地域で大地震が発生したことは、まったくの想定外ではなかった。というのも、一つの“伏線”というべき出来事が起きていたからだ。詳しく解説するとともに、今後日本付近でも大きな地震が続く可能性について考えてみたい。


■太平洋プレート境界、「リング・オブ・ファイア」上で起きた地震

アリューシャン列島M7.8地震→日本で南海トラフ地震と富士山噴火か!? 過去データが示す恐怖の連鎖の画像2赤い線が環太平洋火山帯 画像は「Wikipedia」より引用

 まず、前述の“伏線”とは、過去2週間弱のうちに太平洋プレート境界付近、あるいは「リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)」上で、M6クラスの地震が何度か起きていたことだ。そして、南太平洋側の太平洋プレート境界付近で大きな地震が起きた場合、震源が時計回りに北上してきて、フィリピン、インドネシア、日本付近でも地震が続くケースが少なくない。そのため、数日中に日本の太平洋プレート境界付近でも同程度の地震が起きる可能性を警戒していたところ、アリューシャン列島をM7.8の地震が襲ったのだ。経緯をまとめると、次のようになる。

7月6日:フィリピン、M6.5
7月11日:ニュージーランド南島沖、M6.6
7月13日:パプアニューギニア、M6.4
7月17日:アリューシャン列島、M6.2
7月18日:アリューシャン列島、M7.8

 もうおわかりだろう。今回、時計回りの北上の結果として、日本を通り越してアリューシャン列島で揺れたことになる。では、このまま時計回りを続けて、アリューシャン列島よりもさらに東で大地震が続くかというと、そうとも限らない。次は、日本の太平洋側にある太平洋プレート境界付近で大地震が起きる可能性も否定できないのだ。

アリューシャン列島M7.8地震→日本で南海トラフ地震と富士山噴火か!? 過去データが示す恐怖の連鎖の画像3高度32,000フィートから見たアリューシャン列島 画像は「Wikipedia」より引用

■過去にアリューシャン列島の大地震が日本に波及した例

 過去100年、アリューシャン列島ではM8クラスの巨大地震が何度も発生してきたが、今回の震源地はM7以上の地震が起きていない“空白域”といえる地域だった。ちなみに、18日の地震前後に、震源地から東西400kmほどのエリアで、多くの前震・余震が発生している。気になる日本付近で大地震が続く可能性だが、過去にアリューシャン列島でM8クラス以上の大地震が起きた後、日本でも大地震が起きた事例を探し出すことにより何らかの法則が見えてくるかもしれない。以下に、過去の事例を2つ示す。

【事例1】
1946年4月1日:アリューシャン列島でM 7.8、ハワイ諸島など太平洋各地で津波を観測。
1946年11月10日:ペルー でM 7.3、死者1,400人。
1946年12月21日:昭和南海地震(M8.0)が発生、死者・行方不明者1,443人。

 アリューシャン列島でM7.8の地震が起きた数カ月後、ペルーでM7クラスの地震が起きている。さらに同年、昭和南海地震が発生した。ちなみに、ペルーの地震は太平洋プレート境界付近ではなく、隣接したプレートの境界付近が震源だったものの「リング・オブ・ファイア」という括りは可能だ。この場合、見方によっては、アリューシャン→南米→日本と、時計回りにリング・オブ・ファイア上を震源が移動してきたといえるかもしれない。これら3つの地震が大体同じような規模だったことも興味深い。

【事例2】
1957年3月9日:アリューシャン地震(M8.2)が発生。
1957年7月28日:メキシコでM 8.0、死者68人。
1958年11月7日:択捉島沖地震(M8.1)が発生、太平洋岸各地に津波。

 このケースは、アリューシャン→メキシコと時計回りに地震が起きた後、1年以上の間を空けて千島列島が揺れたケースだ。そのため、相関関係があると断言することはできないが、可能性として示しておく。こちらも3つの地震がM8クラスと共通していた。

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