“強姦プレイ”が設定できるセックスロボットが爆誕! 「レイプを奨励している」と議論噴出も続々と変態ロボット誕生中
■「レイプを奨励するものになる」と主張する人々も
先日、ロボット開発・活用における倫理問題や法整備を研究する機関「Foundation for Responsible Robotics」が発表したレポートでは、今後、普及が見込まれるセックスロボットには数多くの倫理的な問題があることに警鐘を鳴らしている。
「私たちは、これら(AI搭載セックスドール)のビジネスをはじめた企業がたくさんあることを知って、製品を検証しなければならないと考えました」とレポート共同執筆者のノエル・シャーキィ教授は言及している。
またイギリスの独立系シンクタンク「Nesta」が昨年に行った調査では、4分の1の若者がロボットとの恋模様でたぶん「ハッピーになれる」と回答している。
「実際にレイプに及ぶ代わりにロボットを強姦したほうがいいと言う人々もいますが、一方でこれ(レイプ願望をかなえるセックスロボット)はレイプを奨励するものになると主張する人々もいます。ロボットに感情そのものはありません。人はロボットと結びついていますが、それは人間からロボットへの一方通行です。相思相愛でないのはとても悲しいことです」(ノエル・シャーキィ教授)
女性が日々直面するセクシズム(性差別)を可視化するプロジェクト「Everyday Sexism Project」の創設者であるローラ・ベイツ氏は、製品としてのFrigid Farrah(淡白なファラー)について「レイプは性的な冒険ではありません。れっきとした犯罪なのです」と「The New York Times」で批判している。
「私たちは殺人犯にリアルで刺されれば血が流れるダミーを渡すべきであり、いくらレイプしても罪を問われない身代わりを提供すべきではありません。セックスドールメーカーはどのアダルトグッズメーカーよりもはるかに多く収益をあげています。彼らは事実上、自律的行動ができないことを除けば、自分の性嗜好を認めてくれる、すべてにおいて完璧な実在の女性を再現しています」(ローラ・ベイツ氏)
極論すれば古くて新しい問題であり、つまり性暴力表現を娯楽として認めるのかどうかということになる。セックスロボットの場合、それが視覚情報だけでなく“生身”の体験として再現できてしまうという点がより物議を醸すものになっているのだろう。この件に関しては、議論はまだまだ続きそうだ。
参考:「Independent」、ほか
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