動物でも植物でもない謎の生命「ランゲオモルフ」とは!? 先カンブリア紀の深海を支配した“エイリアン”の正体は…!

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■ランゲオモルフの奇妙すぎる形状

 柔らかい組織で構成された生物の化石から、その詳しい構造を知ることは難しい。まず、化石に残ること自体が大変な奇跡であるし、長い年月の間に潰されてしまうことも多いからだ。今回、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者たちは、ナミビアで発見された約10センチメートルのランゲオモルフ(Rangea)の化石をCTスキャンで解析した。

 この化石は、潰されて平らにならずに残った貴重な化石で、2013年にも詳細を解説した論文が発表されている。それによると、この生物は中心になる一本の茎からシダのような葉が6方向に付いた形状をしており、全体の形状は現在のスターフルーツの果実に似て、輪切りにすると六芒星のような形をしていたと見られている。

動物でも植物でもない謎の生命「ランゲオモルフ」とは!? 先カンブリア紀の深海を支配したエイリアンの正体は…!の画像2画像は「Reconstructing Rangea」より引用

 そして今回の三次元解析の結果、シダ状の6つの葉はすべて風船のように膨らんでいた可能性が示された。膨らんだ状態で輪切りにした場合、断面は星型ではなく丸くなるだろうと考えられる。また、中心の茎状の部分には円錐の形をした導管状の構造が確認された。この部分には、他の部分とは異なる堆積物が詰まっていることも判明しており、生物の体を支える原始的な骨格ではないかと見られる。研究者らは、この生物が風船のように膨らむのは栄養を摂取する膜を最大限大きくするためで、膜を介して海中の栄養分を吸収していたのではないかと考えている。

動物でも植物でもない謎の生命「ランゲオモルフ」とは!? 先カンブリア紀の深海を支配したエイリアンの正体は…!の画像3画像は「New Scientist」より引用

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