歩く早さによってわかるあなたの死期! 歩行速度が寿命を変えることが6年分のビッグデータで判明!

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 歩き方は人の数だけ違うといわれるが、歩行のスピードも人それぞれだ。歩行速度は必ずしも運動神経や体力を反映しているわけではないが、中年期以降の心臓疾患のリスクを占う指針になることが最近の研究で指摘されている。


■歩行スピードと心臓疾患の関係

 いまや歩き方だけで本人確認ができる「歩容認証」技術の実用化が近いといわれるほど、実は歩き方はその人独特のものである。そして歩く速度も人によってまちまちなのだが、歩行スピードで中高年期以降の心臓の健康状態をある程度予測できるという研究が報告されている。

 先ごろ、心臓疾患系学術誌「European Heart Journal」で発表されたイギリスの研究では、英国内の中高年42万人の健康状況を6年間にわたって収集したビッグデータを分析している。人選の条件としてデータ収集開始時には、心臓疾患の症状がない人がピックアップされている。

 定期的な健康診断データを収集すると共に、対象の人々には普段の歩行速度を自己申告で報告してもらった。また定期的に運動能力を測定するフィジカルテストも行っている。

 データ収集中の6年間の間に、42万人中の8600人が亡くなっている。その内、心臓系の疾病が原因で亡くなったのは1650人であった。

 データを分析してみると、自己申告で歩行速度が遅いと報告している人は、速いと申告している人よりも平均で1.8~2.4倍もの確率で心臓疾患系で亡くなっていることが判明したのだ。

 このリスクは歩行速度が遅い人の中でも、BMI値が低い人(痩身)にとって最も高く、年齢と共に栄養失調や筋肉組織消失の症状が高かったことを意味している可能性があるということだ。特にサルコペニアと呼ばれる全身の骨格筋量が早いペースで減少する症状に深い関係があると考えられるという。

 つまり中高年期以降に痩せて筋肉量が減り、歩くスピードがゆっくりになってしまった人ほど、心臓疾患系のリスクが高いということになる。運動や食事の重要性をあらためて痛感する研究結果と言えるだろう。

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