歩く早さによってわかるあなたの死期! 歩行速度が寿命を変えることが6年分のビッグデータで判明!

■中高年以降は身体能力の低下で歩行速度が遅くなる

 歩行スピードは若年層においては身体能力を単純に反映しているわけではないのだが、やはり中高年以降において歩行速度の低下は、フィジカルテストの結果によって身体能力が低下していることが原因である傾向も判明している。詰まるところ、身体能力の衰えが心臓疾患のリスクを高めていると言うことだ。

 単純に「あなたの歩くスピードは?」と質問することで、将来の心臓疾患のリスクを占うことができるとすれば確かに画期的な研究成果である。 

「歩行スピードの自己申告は、(中高年以上においては)体力の低い人を特定する指針になります。そして結果的に心臓疾患による死亡リスクを占うものになります」と英・レスター大学のトム・イエイツ氏は語る。

歩く早さによってわかるあなたの死期! 歩行速度が寿命を変えることが6年分のビッグデータで判明!の画像3画像は「Wikimedia Commons」より

 これは逆に言えば、日常的な運動や栄養補給によって身体能力を低下させないことで、心臓疾患のリスクを下げることができるということにもなる。しかしながら人々の現在の歩行速度が、将来の心臓病による死亡リスクをどの程度高い確率で予測できるのかについて、今後のより多くの研究が必要とされている。

 そして歩行スピードと心臓疾患との関係性が深いことは判明したのだが、がんなど他の疾患についての関連性は今のところまだよくわからないということだ。中高年の読者諸兄においては、健康のバロメーターとして自分の現在の歩行スピードがどの程度なのか気にしてみてもいいのかもしれない。
(文=仲田しんじ)


参考:「Live Science」、ほか

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