奇習! 隣村の恋人とSEXできるのは葬式の時だけ ― 若い男女を引き裂く“鉄の掟”とは?

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kishu09133_01.jpg画像は「Thinkstock」より引用

 そうした互いにいがみ合う村の出身者同士が、はからずも恋仲となった場合、彼らが互いと触れ合える機会は自ずと限られていた。その1つが、死人が出た時で、いわゆる「村八分」がそうであるように、当地でも古くから葬儀だけは別物という扱いで、互いに協力しあいながら死者を弔う取り決めとなっていたことから、どちらかの村で死者が出ると、両村の村人たちは一時「休戦」状態となり、何事もなかったかのように、葬儀を執り行っていたのだという。

「まあ、その時がね、彼らにとっちゃ唯一、おおっぴらに接触できる時だからね、表向きは葬式なんだけれども、心の中では浮かれてさ(笑)。それこそ、焼香の列に並んでるフリして合図しあってね、頃合を見計らって、葬式の最中に抜け出して逢引したりね(苦笑)。けれども、死人なんてそうしょっちゅう出るもんじゃないから、下手すりゃ織姫と彦星以上に長い間、逢えないなんてことザラだったんだよな」

 その後、時代が下るにつれ、徐々に両村の関係が改善に向かったことや、逢引したいがために、わざわざ人を殺めたと思しき事件まで発生するようになったことなどを受け、この“鉄の掟”もなくなったとはいうが、そもそも、こうした掟が存在し続けたこと自体、理不尽と言えば理不尽。自身の恋愛を、その意思とは無関係に“許されない恋”とされてしまっていた当時の若者たちにとっては、なんとも気の毒な話である。
(取材・文/戸叶和男)

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