放送局自らが「テレビの内容を書いただけの記事」を書くセクションを立ち上げ始める!「同じテレビマンとしては恥」

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放送局自らが「テレビの内容を書いただけの記事」を書くセクションを立ち上げ始める!「同じテレビマンとしては恥」の画像1画像は、Thinkstockより

 スポーツ新聞社が記事を誌面より先にネット上に配信することは珍しいことではなくなっている。しかし、その中にはテレビ番組の内容をただただ羅列しているだけの記事も多く、批判の対象となることも多い。

 こうした記事が乱発されるのはネットに記事を配信することで収入が得られるためだ。なおかつ芸能関連ニュースは閲覧数も伸びる傾向が強く、スポーツ新聞各社が力を入れているといわれる。しかし、新たにここに参入するメディアが増え、どうもおかしな方向に進んでいると聞きつけた。

「以前からスポーツ新聞の番組記事化は多いのですが、最近になってテレビ局やラジオ局自身もそこに目をつけるようになったんです」(テレビ局関係者)

 放送局が目をつけた結果、どうなっているのか。

「要は自社内にそういうセクションを立ち上げているんです。自社番組を見聞きするだけの人間がいて、彼らがニュース風の記事にしてネットに配信しているんです。特に力を入れているのがラジオ局のニッポン放送で、たしかに自社番組の記事を自社サイトに掲載していますし、なおかつそれを記事提供という形で配信していると聞きます」(同)

 ネットが台頭して久しい今の時代ならではの仕事だ。他社に二次利用されて稼ぎを持っていかれるぐらいなら自ら稼ぎたいという社の意向も理解できる。しかし、他社が行うならまだしも、手前味噌のようにそれをすることには微妙な違和感もある。

「スポーツ新聞などの記事もネット上では『テレビを見るだけのラクなお仕事』などと揶揄されることもあるので、こういうことを放送局が自らやるのは同じテレビマンとしては恥ずかしいという思いがあります。またある意味、内容を紹介している記事を配信することは広告、つまりステマのようなものなので、いい気はしないですね」(同)

 ステマかどうかの判断は分類が曖昧なために難しいところだが、そこに力を入れるぐらいならば番組内容に力を注いでほしいと考えてしまう。だが、このようなことですらもしなければ、生き延びることができない時代なのかもしれない。
(文=吉沢ひかる)

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