人類火星移住計画が2022年に本格始動、有人飛行も間近! 「爆速ロケット『BFR』で地球から火星に直行する」NASAより早くイーロン・マスクが実行宣言!

 昨年は具体的な火星探索のプランが示され、人類の見果てぬ夢であった火星移住が急激に現実味を増した年であった。それから1年、火星移住プロジェクトはどこまで進んできているのか――。


■スペースXの火星移住計画の進捗状況をマスク氏が説明

 9月29日、オーストラリア・アデレードで開催された国際宇宙会議(IAC)においてスペースX社CEOのイーロン・マスク氏が火星移住計画の進捗状況を説明した。計画によればまずは2022年内にカーゴを積んだ宇宙船を火星へ向けて出発させ、2024年に世界初の火星への有人飛行を行う予定である。これは依然としてNASAの火星有人飛行計画よりも早い(NASAの有人火星飛行は2027年以降といわれている)。

 昨年の発表からの変更点としては、火星へのフライトに使われるBFR(Big F***ing Rocket)が当初の設計よりも小型になったことだ(最大積載量150トン)。

人類火星移住計画が2022年に本格始動、有人飛行も間近! 「爆速ロケット『BFR』で地球から火星に直行する」NASAより早くイーロン・マスクが実行宣言!の画像1Daily Mail」の記事より

「我々が現在持っている機体を一新しようと考えてます。すべてをひとつのシステムにすることで、全体のリソースをひとつの計画に注ぐことが可能になります。火星へ向けての飛行が可能なロケットを完成させ、打ち上げの準備を5年以内に整えることができると十分に手応えを感じています」(イーロン・マスク氏)

 つまり用途別に機体を開発して維持するのではなく、すべて同じ機体とシステムにすることで、その時々の目的に集中して運用できることになる。そしてロケットの設計が小型化されたといっても100人の人員が輸送可能で、地球から火星へのダイレクトフライトが可能な性能を持っている。機体のすべてではないものの一部は繰り返し何度も利用できるということだ。

 そしてシステムをひとつにするということは、このロケットが月面探査にも使えることを意味する。

「これにより、月面にベースキャンプを造ることができます。2017年の今、我々は月面基地を持つべきです。人類が単一惑星生物種というくびきから解き放たれて多惑星知的生命体になるためには、もちろん月だけでなく火星にも行かなくてはなりません」(イーロン・マスク氏)

 火星へのフライトへ向けて設計されたBFRだが、月旅行に加えて地球上の移動にも使えるものになるというから興味深い。一度大気圏外に出て衛星軌道に乗ることによって、地球上のどこへでも1時間以内で移動が可能になるということだ。ニューヨーク=上海間を時速2万7000kmで飛行し39分で到着するというから驚きだ。火星移住プロジェクトはいくつもの有益な“副産物”を生み出しているようだ。

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ