奇習! 村の実力者による伝統的“味見”の実態 ― 下は13から上は40代まで… 抱かれまくる妻・娘、無言で差し出す父・夫=北陸地方

【日本奇習紀行シリーズ】 北陸地方

 かつて隆盛を極めた遊郭文化がそうであるように、いつの世も、“実力者”と呼ばれる人々による“お遊び”は、我々一般庶民からすると、到底考えられぬような代物となりがちであるが、そうした“実力者によるお遊び”が、「奇習」として長らく受け継がれていたケースも、この国においては少なからず存在している。


「まあ、昔はその土地ごとに力のある人がいたものでね。古くは庄屋さんの家柄だとか、大昔から続く大店の家系だとか、そういうの。そういう力のある人がね、昔は本当におかしなことをやっていたものだよ」


 郷里である北陸地方のとある地域で、かつて実際に存在していたというその奇妙な習慣についてそう語るのは、現在も当地にほど近い小都市で余生を過ごしている横澤昭蔵さん(仮名・82)。横澤さんの話によると、彼がまだ少年時代だった昭和初頭までは、村の実力者による“禁断の遊び”が、平然と行われていたという。


「まあ、わかりやすく言うと、あそこらで一番力のある家の主人がね、一帯に住む女たちをすべて味見できるというしきたりだね。大抵は毎月決まった日になると、下は十三、四、上は四十路の奥さん連中までね、その家の広間に集められてさ。それで一人ずつ姿形を見ていって、主人が気に入った女を何人か選んで抱く。それでその中で一番気に入った女にね、結構なまとまった金を褒美として渡すんだよな」

奇習! 村の実力者による伝統的味見の実態 ― 下は13から上は40代まで… 抱かれまくる妻・娘、無言で差し出す父・夫=北陸地方の画像1画像は「Thinkstock」より引用

 潤沢な資産と、地域での発言力をフル活用する形で、近隣に住む女性たちを味見し続けていたという当地の実力者。横澤さんの話によれば、さすがに避妊だけはしていたようであるものの、大切な娘や妻、姉妹を、彼に抱かれるためだけに差し出す男たちはタマったものじゃない。たとえそれが、相応の対価を得られるものであるとしても、だ。しかし、そうした不平不満や怒りを口にする者は誰ひとりとして存在しなかったのだという。


「あそこらに住む人というのは、みんなその人の言いなりなわけ。なにせ暮らしの大半をね、握られてるんだもの。どうしようもない。だからああいうおかしなことをやってもね、誰一人文句なんか言いやしないんだよ」


 戦国時代の大名や、江戸時代の将軍たちが、何人もの側室を夜毎に交代させては抱き続けたように、地域の実力者が、近隣に住むすべての女性たちを味見し続けたというこの習慣。その無念さですらも口にできなかった当地の人々の胸中を想うと、なんともやりきれないところである。

文・取材=戸叶和男

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