火星の赤道付近“メデューサ・フォッサ”で大量の水が発見→人類の居住地ほぼ確定! NASA研究者「謎のミステリーだ」

■火星では過去にポールシフトが起こっている?

 火星の赤道近くにも水があるとすれば、将来の火星移住計画にとって大きなアドバンテージになる。基本的に極寒の地である火星だが、それでも赤道付近は日中は20度くらいまで上がるといわれ、火星の中では最も居住に適している場所だ。そこで水か採取できるとなれば、飲料水もさることながら宇宙船の水素燃料や、農業用水への転用も期待できる。つまり火星が“緑化”できる可能性があるのだ。

 そもそも、数十億年前の火星は水と緑に溢れた美しい惑星であったことがいくつもの研究で指摘されている。火星が今日の“死の星”になってしまった有力な仮説は、地軸が45度ほど大きく傾いたという「ポールシフト説」だ。

 急激なポールシフトによって環境が激変し、ある地域の水は蒸発し、また別の地域の海や湖が凍ったと考えられるという。そしてこの凍った部分に砂や粉塵が堆積して“断熱材”として働き、永久凍土として今日まで保存されているのではないかということだ。あるいは火星の水には含水鉱物が多く含まれていることから一度凍ると溶けにくいのではないかとも考えられるという。

火星の赤道付近メデューサ・フォッサで大量の水が発見→人類の居住地ほぼ確定! NASA研究者「謎のミステリーだ」の画像3画像は「Wikipedia」より

 いずれにしても赤道近くに大量の水があることは、将来の火星有人探査に大きな意味を持つことをウィルソン氏は強調する。水素燃料を火星で調達することができれば、地球から片道の燃料だけで火星旅行ができることにもなるからだ。

 米国惑星科学研究所(PSI)のレベッカ・ウィリアムズ氏は今回の発見は極めて興味深いものであると発言し「将来の有人探査を支援する赤道付近の水に関する調査は、 興味深いことにメデューサ・フォッサが人類の居住地としてより魅力的であることを示唆しています」と言及している。火星開発においてまず最初に手掛ける“文明発祥の地”がほぼ決まったことになるのかもしれない。

 イーロン・マスク氏率いるスペースX社が2024年に世界初の火星への有人飛行を計画するなど、着々と進む人類の火星移住計画だが、今回の火星の“オアシス”の発見は、計画の推進を極めて力強くサポートするものになったと言えるだろう。
(文=仲田しんじ)


参考:「Ancient Code」、「Cosmos」、ほか

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