人生に3回訪れる“本当の恋”とは?
巷で言われている “人は人生で3回恋に落ちる” 説、なんとなく聞いたことがある人も多いのではないだろうか。今まさに恋愛真っ最中の人、ご無沙汰の人、信じる人もそうでない人も、自分のこれまでの恋愛を振り返ってみてもいいのかもしれない。人生に3回訪れるという“本当の恋”の性質を海外メディアの考察を参考に紹介。今のあなたの恋が“何番目の恋”に該当するか診断してみたい。
●最初の恋
初恋、と言い換えても良いだろうか。年齢的にはハイティーンの時期に経験する人が多いのでは。社会の中でどうあるべきか、家族や周囲にどう見られるのかを重視する、理想的で夢のような甘酸っぱい恋……。
これが運命の人、と思ったら情熱的に突っ走ってしまい、後から振り返ると当時の自分の行動に気恥ずかしくなったり愕然とする場合も多々あるが、それもこの時期ならではのこと。
図らずも恋が終わりを迎える時には、これまで味わったことのないような苦しみや深い絶望を感じることがあるかもしれない。だがこのつらい経験から人はどうやって愛を感じていくのかを学び、またこれから大事な人と出会うための準備になるのだ。
「一度も愛したことがないよりは、愛して失った方が、どれほどましなことか」――19世紀の英国詩人:A・テニスン
●2番目の恋
この恋は最初の恋に比べて努力や忍耐が必要なものになるだろう。
自分とは何か? どのような愛を欲するのか? どうすれば相手に愛を伝えられるのか? 自分と相手の内面に向き合う、中身が濃くてより重みのあるものになるはずである。
だが、それは同時に嘘や猜疑心に苛まれることにもつながる。その葛藤が必要かどうか、良い方向へ進むか否かに関わらず、人は傷つき疲弊しながらも成長していくのだ。
努力しても叶わないこともある。……この愛はつらく、痛みを伴うかもしれないが、これもまた将来のために欠かせない大切な経験となるだろう。
●最後の恋
1度目、2度目と経験値を積んできたはずだが、皮肉にも3度目の恋はやってきたことに気付けないことが多いようだ。
あまりにも自然に始まるので、ドラマティックな恋を期待していると戸惑ってしまうかもしれない。こうあるべきという期待や、こうならなきゃというプレッシャーの呪縛から逃れると同時にこれまでの理想とは違うものになる可能性が高い。
だがやがて、ありのままの自分自身を受け入れてくれるその居心地の良さにしっくりきて、それこそがかけがえのないことに気づくはずだ。いつの間にかそっと寄り添っている、この恋が真実であることを見逃さないように……。これが最後の恋である。
参考:「EWAO」、「Elephant Journal」ほか
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