「次に消滅する11の身近なもの」経営戦略コンサルタントが未来予想! まさかの“アレ”すら将来なくなる!?

●なくなってしまうもの9、書店

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 さて、VRの応用範囲で意外と有望なのは小売店である。中でも「これがあるといい」筆頭がVR書店だ。

 スマホで買うだけの場合アマゾンは便利だが、自分の欲しい本をぶらりと書店を訪れて探すのには今のアマゾンはあまり向いていない。リアルな書店に行った方が自分のお目当てのコーナーで、思いがけず面白い本と出合うことができる。それがリアルな書店の強みである。少なくとも今日までは。

 あと数年でアマゾンがVRでリアルな書店風のサービスを始めるだろう。ゴーグルを覗いて見えるのはまるでリアルな書店のように書籍が陳列された光景だ。リアルな書店との違いは、書棚に並べられているのはアマゾンがビッグデータで解析した「あなたにぴったり」のおすすめの本ばかりが並んでいるという点である。

 どこまで売り場を歩いてもなんとなく自分が興味を持ちそうな本ばかりが置かれている。気になった本はぱらぱらと立ち読みも自由だ。キンドルアンリミテッドで0円の本なら、その場でじっと読み続けることもできる。

 このようにリアルな書店を覗くよりもよほど快適なアマゾンのVR書店。これが誕生した段階で、リアルな書店はいよいよ街角から消えてしまうだろう。


●なくなってしまうもの10、コンビニ

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 インターネット通販の需要が急増している。その一方で「宅配クライシス」のように、増えすぎた需要に宅配業者が対応できないことが問題になっている。少なくとも今の段階では。

 この急増する需要がある一定のクリティカルマス(限界規模)を超えた場合、宅配クライシスは急激に解消される。届ける物があったりなかったり、配達しても届ける相手がいたりいなかったりという状態だからクライシスは起きる。これが毎日、かならずいくつも届ける商品があって、スマートキーのおかげで再配達なしに毎日確実に届けることができるようになれば、宅配の生産性は逆に大幅に上がり、宅配のコストは今よりも数分の1に下がる。

 昭和の時代に毎日新聞屋さんが新聞を届けてくれていたように、近い未来には毎日三時間ごとに宅配屋さんがいろいろな商品を自宅まで届けてくれるようになる。

 そうなるとコンビニに出かける必要はなくなってくる。おなかがすいたらVRコンビニで弁当とドリンクを選んで買えば、定時には玄関に頼んだ商品が届く。コンビニで扱っているような商品ならすべて三時間で自宅に届く時代がやってくる。

 VRアプリでまるでコンビニを歩くように仮想店内を回りながら、雑誌もお菓子もビールもチーカマも簡単にショッピングカートに入れて支払いもできる。そして少し待つ間に送料無料で宅配業者が自宅に届けてくれるようになる。このようなインターネットコンビニの取り扱いが急増する時代には、街角からは無用の長物となったコンビニがつぎつぎと消えていくだろう。

 こうしてVRが浸透してくると、基本的に生活のすべてがスマホとVRで完結するようになる。コンビニに行く必要がない。書店にも、ユニクロにも、ゲームセンターにも、フィットネスクラブにも行く必要がない未来。そこにはもうひとつなくなってしまうものが登場する。


●なくなってしまうもの11、外出

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 やがてそういう日がわれわれの日常になるだろう。

文=鈴木貴博/経営戦略コンサルタント。

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