ついに地震を“1週間前”に予知できる方法が発見された! 巨大地震の前に聞こえる「ゴー・ヒュー・ドン音」とは!?(最新研究)

ついに地震を1週間前に予知できる方法が発見された! 巨大地震の前に聞こえる「ゴー・ヒュー・ドン音」とは!?(最新研究)の画像1イメージ画像:「Thinkstock」より

 9月22日、アメリカ地球物理学連合(AGU)が発行する地球物理学のウェブ科学誌「ジオフィジカル・リサーチ・レターズ」に興味深い論文が掲載された。地震の発生前、地下で岩盤が擦れ合うことによる“音”が生じており、これを解析することで地震を予知できる可能性が見えてきたというものだ。この手法による地震予知システムが確立すれば、1週間前に大地震の発生を予知することも夢ではないという。早速、研究の詳細を紹介したい。


■地震のヤバすぎる“前兆音”とは!?

 論文の著者である英・ケンブリッジ大学の材料科学者コリン・ハンフリーズ氏は、「地震の発生前には、岩盤が音をたてる。これは、岩盤の表面が別の表面と擦れあって鳴る音だ」(ニューズウィーク、2017年10月25日)と語り、それはまるでドアがきしむ時のような音だと説明する。ただし、同現象は研究室内で人工的に起こした地震によって確認されたものであり、今のところ実際の地震発生前に観測されたわけではない。とはいえ、ハンフリーズ氏によれば、問題の“前兆音”は地震発生の1週間前には発生するだろうということで、この岩盤のノイズを捉えることができれば、地震予知の可能性が大きく開けてくることになる。

 地震発生前、地下で起こる岩石圧縮と破壊によって電流や電磁波が生じることはこれまでも知られていたが、“音”に着目されることはあまりなかった。ただし、一部の科学者の間ではこのような音の存在が以前から認識されていたようだ。たとえば、京都大学の石田毅教授は、肉眼では見えない地盤・岩盤の動きを破壊音探査技術によりモニタリングし、データを解析することで、災害を事前に予知する研究を行っていた。1999年には『岩石破壊音の科学』(近未来社)という著書も発表しており、先駆的研究といえるだろう。


■音による地震予知システム構築には課題山積か?

 では、このような“音”による地震予知の研究において、今後の課題となりそうなポイントは何か? 元SEである筆者の目から見てまとめると、以下のようになる。