奇習! 村の女全員の経血を集めて、熟成させて、先祖代々注ぎ足して…! 東北地方に伝わる“伝説の秘薬”

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【日本奇習紀行シリーズ】 東北地方

 洋の東西を問わず、また、時代の今昔にかかわらず、“秘薬”と呼ばれる代物は数多く存在しているが、無論、そうしたものの大半は、“薬”とされてはいるものの、実際には何ら科学的な根拠のない、いわば“まじない道具”の延長線上にある代物である。そうした意味で言えば、東北地方の山深い場所に位置するとある寒村に、かつて存在していたという“伝説の万能薬”は、まさにその典型とも言うべき代物だ。


「とにかく何にでも利くっていうのが専らの話でね。けれども、あまりに貴重なもんだから、よほどのことでもない限り、使うことは許されない。大抵は、死の床に臥せっている病人に使われたものだよ」


 自身が生まれ育ったその寒村に、古くから存在していたという“伝説の秘薬”についてそう証言するのは、現在も東北の小都市で暮らす加藤清三さん(仮名・86)。しかし加藤さんの話によると、その秘薬の製法と材料は、にわかに信じがたいものであったという。


「まあ、早い話がね、女の“月のモノ”があるでしょう? あれをね、甕のようなものに集めて寝かしたものなんだよ。うん、そうだよ、村の女全員のモノを材料にしてね」

奇習! 村の女全員の経血を集めて、熟成させて、先祖代々注ぎ足して…! 東北地方に伝わる伝説の秘薬の画像2画像は「Thinkstock」より引用

 実は当地に伝わるその秘薬の材料は、村で暮らす女性たちが出した生理の際の経血。しかもそれらを少しずつ集めては寝かしたものをベースとし、それこそ、うなぎ屋のタレよろしく、使っては足し、足しては使うという行為を、何代にも渡って繰り返してきたものなのだという。無論、現代の我々の感覚からすれば、その理解を遥か超えた代物だ。


「たしかに、普通に考えたらそうなのかもしれないけれども、私らはそれを当たり前のこととして考えていたからね。詳しくは分からないけれども、あれ(経血)にはものすごい栄養があるっていう考え方だったんじゃないかと思うよ」


 女性の生理と言えば、その期間中、家を離れて森林の中で過ごすことを余儀なくされたかつての習慣などからもわかるように、古代においては忌みの対象として捉えられることも少なくなかった。そうした観点で言えば、忌むどころか、秘薬として珍重し、何代にも渡ってそれを守り通してきたという当地の人々は、その文化の出発点において、我々の多くが知る経緯とは全く異なる何かが存在し、大きく影響していたのかもしれない。

文=戸叶和男

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