奇習! 残酷すぎて封印された“過激版・姥捨て山”とは? 老人を生きたまま埋めて殺す「棄老」の風習=九州

奇習! 残酷すぎて封印された過激版・姥捨て山とは? 老人を生きたまま埋めて殺す「棄老」の風習=九州の画像2画像は「Thinkstock」より引用

 たしかに農業を中心としたこの地域において、その担い手である若い人々を殉死させてしまっては、中長期で見れば村の存亡にかかわってしまう。そこで比較的早い段階から、既に労働力たりえない状態となっている老人たちだけに限定する形で、殉死の候補とする形に移り変わっていたようだ。


「まあ、今にして思えば、力のある人間が死ぬとかどうとかっていうよりも、食い扶持を減らすためにね、そういうことが続けられてたんじゃないか? って。大義名分を用意しても、実際には姥捨て山みたいなもんなんだと思うよ」


 深沢七郎の『楢山節考』をはじめ、これまでも多くの創作物にこうした棄老行為は描かれ続けているが、もしかするとこの手の習慣の中には、今回ご紹介した事例のように、別の儀式の中に組み込まれる形で、その姿を隠したまま、ひっそりと続けられてきたものも、思いのほか、数多く存在しているのかもしれない。
(取材・文/戸叶和男)


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