「脳に届く共通のダイレクトメッセージ」に苦しむ人が急増中! 拡大する謎の現象「TI」の恐怖が妄想では済まされないレベル!

 TIコミュニティの中にも派閥が存在する。彼らは自分たちの「敵」として、金融エリート、宇宙人、フリーメーソン、そしてそのいくつかの組み合わせを信じている。しかしTIコミュニティの中で最も有力な説は、世界的支配のために政府が行っているマインド・コントロール・テストだ。1950年代と60年代にCIAが行った悪名高いプログラムである「MK Ultra(MKウルトラ)」が今なお継続中だと彼らは考えている。

「脳に届く共通のダイレクトメッセージ」に苦しむ人が急増中! 拡大する謎の現象「TI」の恐怖が妄想では済まされないレベル!の画像3サン・アントニオに住む麻酔科医のジョン・ホールは自分をTIと主張し、政府によるマインド・コントロール説を唱える 「The New York Times」の記事より

 精神病を抱える人々の大部分は暴力に頼らない。それでも研究は、精神病を経験している少数の人、特に妄想思考が敵対的・攻撃的な衝動に陥る可能性があると示唆する。

 一例として、ニューメキシコ州で検察官をしていたマイロン・メイは、自分はTIだと主張するビデオを残し、2014年にフロリダ州立大学で3人を射殺し、自分も警察に射殺された。

 ビデオの中で彼は自分がガソリンスタンドに行った時、自分の行動を鏡のようにまねする謎の黒メガネの男に遭遇したことを例に挙げ、自分は集団ストーカーされていると訴えていた。そして「御覧のように私は全く正常だ」とビデオに言い残した後で、事件を起こしている。

 一体なぜこれだけ多くの人が自分はTIだと主張し、同じ症状を訴えるのだろうか。

 TIコミュニティの人々の多くは精神に異常を来していると思われ、友人、家族から見放され、仕事や家を失うケースも多い。しかしインターネットの世界では、このような症状を持つ他の多くの人々とつながり、自分は孤独ではないと安堵できる。ビデオに出てきたTIの人々にとって、自分の信じる陰謀説をほかの人に認めさせることがまるで彼らの人生の目標のようにさえも見える。彼らをパラノイアとあざけるのは容易だが、私たちの誰もがTIコミュニティに入る可能性を秘めているのだ。


参考:「UFO Sightings Hotspot」、「The New York Times」、ほか

文=三橋ココ

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