奇習! 全裸の集落 ― 日本海側で暮らしていた“裸族”の実態、どこから来て何をしていた?
【日本奇習紀行シリーズ】 日本海側
江戸時代の大黒屋光太夫や、幕末期のジョン万次郎がそうであったように、ひょんなことから漂流し、異国へと流れ着く人々というのは、世界各国、いつの時代にも少なからず存在しているが、実はこの国にも、異国より辿り着いた人々がそのまま定住し、不思議な習慣を持ち込みつつ、子々孫々にわたって自らの血と習慣を受け継いできたケースがあるという。
「まあ、とにかく奇妙な連中だったよ。俺たちとは一切、口も利きやしないし、近づくことさえ避けてたんだから」
かつて自身が住んでいた日本海側のとある小さな村に隣接する別の集落で暮らしていた人々についてそう証言しはじめたのは、今なお近隣で細々と漁業を営んでいるという中添比呂志さん(仮名・87)。中添さんの話によると、その集落で住んでいた人々は、当時の人々から見たときに、なんとも奇怪な習慣を行っていたという。
「要はね、裸なのよ、いつも。裸でそのへんをフラフラしてるの。だから俺たちはいっつも(その集落のあった土地の)下の方から、そっちの方を見て、本当におかしな連中だなって思っていたもんさ」

中添さんたち近隣の村々に住む人々と、一切交わることもなく、ただひたすらに“裸族”としての生活をしていたという彼ら。しかし、その理由を尋ねようにも、彼ら以外の人間が集落に近づくことに気づくや否や、すぐに家の中へと隠れ、堅くその戸を閉ざしてしまうことから、結局、現在に至るまで、彼らが何故、そうした暮らしをしていたのかさえ、わからぬままであるという。
「まあ、これは昔から言われてた噂話みたいなもんだから、正直なところ本当かどうかは分からないけれども、なんでも、あいつらは大昔にね、よその国から来た連中だっていうの。それで船が途中で難破して流れ着いた、と。……にしたって、なんで裸なんだ? っていう話なんだけどもね(苦笑)」
その後に訪れることとなった時代の変化に伴う形でのことなのか、当地には今なお彼らの子孫たちこそ暮らせど、かつてその祖先が“裸族”であったことを微塵も感じさせずに、ごくごく普通の暮らしを続けているという。果たして、彼らは一体どこからやってきて、どのような経緯で当地に定住し、なぜそのような奇妙な暮らしを続けていたのか。“裸族”として暮らしていた世代が没して久しい今、その真相について解き明かす術は、もう何一つ残されていないのかもしれない。
●戸叶和男の記事一覧はコチラ
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
- 人気連載
1月18~24日「今週アナタに降りかかる最悪の事態」がわかる4択占い! 散財、失敗、人間関係… Love Me Doの助言で運勢好転!
■2021年1月18日~24日「今週の不幸を回避し、運命を...
- 人気連載
思春期の少年少女が全裸で海に飛び込んで…! 大人を“大興奮”させた冬至の伝統行事、知られざる実態を取材=東日本
【日本奇習紀行シリーズ 東日本】 近頃は古くからの慣...
奇習! 全裸の集落 ― 日本海側で暮らしていた“裸族”の実態、どこから来て何をしていた?のページです。奇習、漂流、戸叶和男、日本奇習紀行、裸族、日本海側、異国などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで
- 超日本
- 1月18日はアナーキスト幸徳秋水の死刑が決定した日!
- 超海外
- 1月21日はソ連建国の父ウラジミール・レーニンが死亡した日!
- 超科学
- 新型コロナワクチンを接種した女性、体の震えが止まらなくなり…
- 超異次元
- 各地の砂漠で“降雪”、聖書「終末の予兆」ガチで現実に!
- 芸能
- 派手めの超人気女性タレントXの「危険な写真」が流出か!
- 超刺激
- 新型コロナワクチンを接種した女性、体の震えが止まらなくなり…
- 超ART
- 1月20日は19世紀フランスを代表する画家ジャン=フランソワ・ミレーが死亡した日!
- インタビュー
- 【新型コロナ】ワクチンに秘められた恐ろしい真実
- イベント
- Love Me Doの「オリジナル特製アロマオイル」販売記念インタビュー!
- TV
- 「コロナセックス」を“完全再現”! ケンコバ×TOCANAコラボ番組
- STORE
- Love Me Doの「オリジナル特製アロマオイル」販売記念インタビュー!