元SMAP「ホンネテレビ」成功がもたらしたかもしれない“大きな代償” 業界の本音は甘くなかった…

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「今回ゲストは132組もいて、なおかつあらゆる芸能事務所の人間が出演。さらに地上波のテレビにも出稿しているような大企業のCMも流れていました。この状況には危機感しかありません」(テレビ局スタッフ)

 なぜ、危機感を持つことになるのか。

「正直、番組が始まるまではネットテレビなのでスポンサーもそこまで大企業だとは思っていませんでしたが、ふたを開けてみれば有名スポンサーがズラリ。当然、各芸能人も所属各事務所を通じて正式に出ています。テレビ局にとって大企業スポンサーと大手事務所との関係性こそがネット配信サービスにはマネできない強みだと自負していました。しかし、その点でももはや差がなくなったことを見せつけられた形です。今後を思うと怖いですね」(同)

 たしかにこれまで自分たちにお金を払っていたスポンサーがネットに流れれば死活問題でもあるため、危機感も当然なのかもしれない。

 このようにテレビ局に大きなインパクトを残した『ホンネテレビ』だが、今回あまりに騒がれたために、ひとつの問題も出ているという。

「AbemaTVなどのネット放送局は現状、BPOは関与していません。しかし、ここまでの影響力を持ち放送局という形で広く認知されたことでBPOの目がそちらに向かう可能性があるといわれています。つまり、法改正やルール改正をしたほうがいいという議論も出ているんです。ただ、ネットは自由にできるからこそ意味があるという意見もあり、BPOのような組織が口を出すべきではないという声もあります。最終的にどう転ぶのかわかりませんが、あまりにメジャーな存在になったため、そのような議論まで出ているんです」(テレビ局関係者)

 仮にネットテレビ局にも規制ということになれば結局、地上波と同じように自主規制の嵐となり、ネットならではの面白みが欠けることになる。そのような議論が進まないことを祈るばかりだ。
(文=吉沢ひかる)

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