【新事実】卵子は精子を遺伝子レベルで選別していることが判明! 「メンデルの法則」に致命的ミス発覚か!?

【新事実】卵子は精子を遺伝子レベルで選別していることが判明! 「メンデルの法則」に致命的ミス発覚か!?の画像3イメージ画像:「Thinkstock」より

■「卵子には精子を選ぶことができるメカニズムがある」

“白馬の王子”の来訪をひたすら待つという女性もいるのかもしれないが、その一方で自分の魅力を高めてこちらを振り向かせようとしたり、“恋の駆け引き”を仕掛けたりと積極的に打って出る女性もいる。今の時代なら女性のほうから男性に声をかける“逆ナンパ”も珍しくはないのだろう。

 ナドー博士の研究はそんな積極的な女性を後押しするものになるかもしれない。マウスを使った交配実験で、母親が特定の遺伝子を持っている場合、ある特定の遺伝子の組み合わせになる確率がはるかに高いことが確かめられたのである。つまり受精はランダムではなく、場合によっては母方の影響力が強く及んでいるということになる。

 実験ではマウスにおいて精巣がんのリスクをはらんでいる2つの遺伝子(Apobec1、Dnd1)が、オスとメスのそれぞれの組み合わせでどのように子どもに遺伝するのかを探っている。その中でメンデルの法則に従えば75%の高い確率で生まれてくるはずの遺伝子パターンの子どもが、実際には27%しか生まれない組み合わせがあることが判明したのだ。

 この結果を受けてナドー博士は、受精はランダムに行われているのではなく、卵子が精子を選ぶことができるメカニズムがあるはずだと結論づけている。メンデルの法則はおおむね正しいのだが、遺伝子的に偏った受精パターンもあるということだ。

「これは女性のパートナー選びと同じことです。先入観によってこれまで見えていませんでしたが、(今回の研究は)受精プロセスについて極めて異なる観点をもたらすものになります」(ジョセフ・ナドー博士)

【新事実】卵子は精子を遺伝子レベルで選別していることが判明! 「メンデルの法則」に致命的ミス発覚か!?の画像4画像は「Big Think」より

“白馬の王子”は出会いにおける男性の自由意志の象徴のようにも見えるが、その実、裏で女性のほうが糸を引いて王子を引き寄せているケースも考えられる。カップル成立において最終的には女性が決定権を持っている場合が多いように、卵子も精子を選んでいるといわれても確かに不思議ではなさそうだ。もはや“待つ身の女”は昭和歌謡の歌詞に閉じ込められた“死語”かもしれない!?
(文=仲田しんじ)


参考:「Big Think」、ほか

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ