放射能を含むスゲエ麻薬「NUKE」は実在していた! 強度が高い幻覚体験、効果は持続…ポイントは重水素!

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 さて、重水素。その重さから、薬剤に組み込まれた場合に分子の振るまいが大きく変わるということで、近年、超難病で知られるハンチントン病の症状を改善する新薬にデューテトラベナジンというものが認可されたことが薬剤界で話題になりました。すでに、同病に使われていたテトラベナジンのあちこちの水素が重水素に置き換わっているものです。

 それだけで劇的に薬の効き目が長く良くなるということで、たかが水素、されど水素と分子の性質をガラっと換えてしまう、重水素は製薬から麻薬まで広い可能性があるといえるでしょう。現在、三重水素を組み込んだ製剤は存在しませんが、作ることはそれほど難しくありません。

 三重水素は12年近い半減期を持つ元素でベータ線として余分なエネルギーを捨てつつゆっくりとヘリウム3に変化していく元素です。そのうち本当に、三重水素を組み込んだウルトララジオアクティブなドラッグが世界に出回るやもしれません

(文=くられ)

●くられ

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 添加物を駆使した食欲の失せるカラフルな料理やら、露悪的で馬鹿げた実験を紹介していく、「アリエナイ理科ノ教科書」の著者、サイエンスライター。公演やテレビ出演なども多数。無料のメールマガジンも配信している。ひっそり大学で先生をしてたりもする。WEBや雑誌での薬と毒関連の連載をまとめた新刊『悪魔が教える 願いが叶う毒と薬』(三才ブックス)が好評発売中。週刊少年ジャンプ連載中の『Dr.STONE』にて科学監修。

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【これまでの猛毒一覧】

・ 青酸カリ「前編」「後編
・ リシン「前編」「後編
・ クロロホルム「前編」「後編
・ 一酸化炭素「前編」「後編
・ 覚せい剤「前編」「中編」「後編
・ トリカブト「前編」「後編
・ タリウム「前編」「後編
・ ドクウツギ「前編」「後編
・ ヘロイン「前編」「後編
・ フグ毒「前編」「後編
毒キノコ
・テタヌストキシン「前編」「後編
・大麻「前編」「中編」「後編
ドウモイ酸
・ヒ素「前編」「後編
・「ドクササコ
・「ライチ
・「暗殺に使われる毒の色々VX、リシン、ボツリヌスetc
・VXガス・サリン「前編」、「後編
・ゾンビ化ドラッグ「前編
・溶かす毒「前編」「後編
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