知的な人ほど孤独を好む理由が科学的に解明される! 田舎のパリピは最も“愚民”だった!?

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知的な人ほど孤独を好む理由が科学的に解明される! 田舎のパリピは最も愚民だった!?の画像2 画像は「Wikimedia Commons」より


 分析の結果、都市部に暮らす若者は全体的に生活の満足度が低いことが浮き彫りになった。したがってやはり現在の大都市は人間にとって不自然で無理がある環境なのかもしれないことが指摘されることになったのだ。

 しかしその一方で、前出の“パリピ”に代表されるように、都市部の人々においては友人知人との頻繁な交流が生活の満足度を高めていることも判明した。確かに“パリピ”は当人が楽しいからこそ集っていることは間違いない。しかしこれには例外があったのだ。“ただし高IQの者を除く”という付帯条件である。そして実際、大都市の知的な若者はかなりの程度“孤独好き”であることが浮き彫りになってきたのだ。

■“孤独好き”は大都市でのサバイバル能力?

 研究チームによれば、鍵となるポイントは2つあるという。

1. 都市の人口密集度

2. ソーシャルな交流の頻度

 幸福のサバンナ理論からすれば、この大都市の中にあっても少数の友人たちと密接な交流をしていれば幸せになれることが示唆され確かにその通りであるのだが、知的な人はこれがそのまま適用されないという。そして知的な若者の“孤独好き”は一種の人類学的な“進化”に結びついていることが指摘されている。

 大都市の暮らしはストレスが多いのだが、一方でサバンナでの暮らしのように人々が密接に交わって助け合う必要がない環境でもある。都市部では公共サービスが充実しており、対価と引き換えに生活上の雑事のかなりの部分をアウトソーシングできる。これは確かにこれまでの人類が体験したことのない新しい生活環境といえるだろう。

 この新たな生活環境に最もうまく適応しようとしているのが都市に暮らす“孤独好きな”知的な若者ということになる。つまり大都市の生活から最大限に利益を引き出して享受する“戦略”が都市の中での孤独な生活ということになるのだ。

一般的に、都市のほうが知的な人物が多いとされています。知的な人物は地方で育っても都市にやって来る傾向か高いのです。これは知的な人物が大都市の“不自然な”環境によりよく適応できることをあらわしています」とカナザワ氏は語る。

 そして知的な人物は“カメレオン”のように大都市の中での孤独な生活を楽しんでいるということだ。

 はたから見ると友だちが極端に少ない生活は一見気の毒に思われるのだがその実、知的な人物においてはむしろ大都市での孤独を楽しんでいることになる。そしてレギュラーな人的交流をなるべく避けているのだ。

知的な人ほど孤独を好む理由が科学的に解明される! 田舎のパリピは最も愚民だった!?の画像3 「Ideapod」の記事より

 こうした人物像に思い当たるフシがあったり、まさに自分がそうだという向きもあるだろう。こう考えると今現在、人類は文化人類学的に進化の真っ只中にあると言えそうだ。
(文=仲田しんじ)

参考:「EWAO」、「Ideapod」ほか

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