人間には「病気の人を見分ける」第六感があることが科学的に判明! 微妙な変化を察知する能力とは? (最新研究)

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■病気を示す兆候とは?

 研究チームはさらにもう一つ実験を行っている。青白い肌や唇、赤みがかった目、腫れぼったいまぶた、口角のたるみなど、しばしば我々が人の顔から“病気である”と判断する要素である様々な兆候を示す画像を合成し、病気予測との関連を調べた。すると、“青白い顔色”や“唇の色の薄さ”、“まぶたのたるみ”といった要素が病気の予測と強く関連していることが分かった。

【衝撃】人間には「病気の人を見分ける」第六感があることが科学的に判明! 微妙な変化を察知する能力とは? (最新研究)の画像2左は急性疾患の兆候を示す合成画像、右はプラセボ群の合成画像。画像は「 Proceedings of the Royal Society B 」より引用

 過去の研究から、人間は病気や疲労の兆候を見せる人々を回避することが知られており、また医療従事者はトレーニングによってさらに敏感にその兆候を感じ取れるようになるといわれている。今回の実験の結果は人間にはわずかな病気の兆候を視覚的に捉える能力があることを示したといえるだろう。

■顔色が悪いのは損?

 その一方で、研究は健康な人間でも病気だと判断され、偏見の目で見られる可能性も示唆している。青白い顔色やまぶたのたるみなどのある健常人は病気だと無意識のうちに判定され、回避行動すら取られてしまう可能性があるのだ。

 だが、少し考えてみてほしい。顔色の悪さや目元は女性のメイク術でもよく重要ポイントとされる部分である。ちょっとした顔の変化で病気の兆候を嗅ぎ取る本能的な能力は、逆手に取れば健康的な良い印象を与えるテクニックにもつながるのである。いうなれば、メイクとは相手の鋭敏な知覚をいかにあざむき、自分に有利な印象を与えるかという戦いの手段なのだ。

 もし「顔色が悪い」という指摘を受けたなら少しは自分の健康状態を気にかけたほうがいいが、血色の良い美女が必ずしも健康とは限らないのが世の不思議である。

(編集部)

参考:「Science Alert」「Science News」「Proceedings of the Royal Society B」ほか

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