空には大量のウイルスが“正気じゃないほど”含まれていると新判明! 「大気中を移動し、全世界に降り注ぐ」カナダ教授

■ウイルスの同時発生も説明可能に

空には大量のウイルスが正気じゃないほど含まれていると新判明! 「大気中を移動し、全世界に降り注ぐ」カナダ教授の画像3シエラネバダ山脈「Daily Mail」より引用

 しばしば、ある地域で確認されたウイルスと全く同一のウイルスが距離的に極めて離れた場所で発見されることがあるが、波などで大気中に吹き上げられたウイルスが地球を移動していることを考えれば、その理由を説明することは容易だという。

「20年ほど前から、我々は遺伝子的に同一のウイルスが地球上の全く異なる環境下で発生する原因を研究してきましたが、大気中を移動する大量のウイルスの存在からその理由が判明しました。ある地域で大気中に吹き上げられたウイルスが、他の遠く離れた地域に落ちていっているのです」(サトル教授)

 空がウイルスまみれとは恐ろしい。しかし、よくよく考えてみれば、以前から大気中には大量のウイルスがあった事実は変わらず、我々はその環境の中で特に不自由していない。それに最近の研究によると、ウイルスは海中の炭素サイクルに大きく貢献していることが分かっており、人体に有害な細菌を殺してくれるバクテリオファージというウイルスも存在する。そのため、サトル教授らによると、大気中にウイルスの多様性を保存しておくことは、「種子バンク」のように大切だと語っている。

 少なくとも、空から大量のインフルエンザウイルスが降ってくるなんていう恐ろしい事態にはならないことは確かだろう。それにしても、地球環境がかくも合理的にできていることには感嘆するばかりだ。
(編集部)


参考:「Science Alert

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