死後も活動するゾンビ遺伝子が人体で確認される! “死の定義”が激変する可能性も?

関連キーワード:

,

,

,

,

,

■死亡推定時刻算出に貢献

死後も活動するゾンビ遺伝子が人体で確認される! 死の定義が激変する可能性も?の画像3画像は「BBC」より引用

 2016年の研究では、死後に生き残る遺伝子の存在が死亡推定時刻の正確な算出に役立つ可能性が指摘されていたが、今回の研究により、人体サンプルでも同様の現象が確認されたことで、応用可能性がさらに高まった。というのも、今回の研究では、サンプルから得られたデータはどの検体でも一貫性を示しており、RNAレベルから正確な死亡推定時刻を算出こともできるだろうからだ。

 一般に死亡推定時刻は、残留体温の低下、死後に生じるアザのような死斑、目の白濁度合い、死後硬直、腐敗の程度など、さまざまな遺体の兆候から総合的に推測される。季節や遺体の置かれていた場所(土中、水中、地面など)で変化はあるが、大体の死亡時刻を推定することはできると言われている。しかし、結局のところ最終的には法医学者の経験による推理となってしまうため、完璧な手法とは言えないことは確かだ。だから、RNAのレベルで死亡推定時刻が算出できるようになれば、ヒューマンエラーを含まない完全に科学的な手法となるだろう。

死後も活動するゾンビ遺伝子が人体で確認される! 死の定義が激変する可能性も?の画像4画像は「Thinkstock」より引用

 しかし、今回のサンプルはどれも死後24時間のサンプルであったこと、年齢や死因など考慮すべき要素が検討されていないことから、グイゴ教授は「実践での使用に耐えるメソッドではない」と遠慮がちに述べるにとどまっている。

 生命のメタファーを蛍光灯だとすると、スイッチを切れば即時的に光は消えてしまう(死んでしまう)。これは現在ひろく受け入れられている、生と死がはっきりと分断された死の捉え方だろう。しかし、米カリフォルニア生物医学系研究所「ソーク研究所」のサケット・ナブラカ博士と米デューク大学博士課程に在籍するジョナサン・スエン氏は、脳とコンピュータの類似性を指摘し、人間の死をコンピュータのシャットダウンになぞらえて考えている。コンピュータのシャットダウンはゆっくりとした段階を踏むものだ。血流や呼吸の停止後も遺伝子レベルでは生きているという今回の研究結果に即したメタファーと言えるだろう。

 死をめぐる発見は日々アップデートされている。いつか全く新しい死の定義が生まれるかもしれない。今後の研究に期待しよう。
(編集部)


参考:「BBC」、ほか

人気連載
新郎との初夜の前、実父に“味見”される新婦!「娘は父親の所有物」歪んだ価値観が生んだ近親相姦の伝統とは!?=西日本

新郎との初夜の前、実父に“味見”される新婦!「娘は父親の所有物」歪んだ価値観が生んだ近親相姦の伝統とは!?=西日本

【日本奇習紀行シリーズ 西日本】  とかく、その当事者...

人気連載
日本一詳しい「Qアノン」情報、某国諜報部員が暴露!Twitterとトランプ…SNSの陰謀全構図!

日本一詳しい「Qアノン」情報、某国諜報部員が暴露!Twitterとトランプ…SNSの陰謀全構図!

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェー...

関連キーワード

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ