ネコは1度の出産で「父親が違う」子どもを複数生んでいた! 人間も起き得る「異父過妊娠」を理学博士が解説

 ネコは一度の出産で3~5匹の子猫を生む多産な生き物だ。19匹を生んだという記録も残っている。だが不思議なことに、同じ母から生まれた子猫たちの目や毛皮の色や模様は非常に異なっている。これはなぜか? サイエンスメディア「Popular Science」によると、その理由の一つは“複数のオスの子どもを生んでいる”からだというのだ。

ネコは1度の出産で「父親が違う」子どもを複数生んでいた! 人間も起き得る「異父過妊娠」を理学博士が解説の画像1画像は「Thinkstock」より引用


■異父兄弟を一度に出産

 ネコは別々のオスの子どもを一度に妊娠することが可能なのだが、それは排卵期の間に何度も排卵できる性質による。メスのネコは交尾の刺激で排卵するのだが、二度目、三度目の交尾でも排卵し、その時々の相手の子どもを妊娠する。これを同期複妊娠という。

 家の中で飼っているならともかく、野良ネコでは発情期の間、複数のオスと交尾するのが普通なので、異父兄弟を一度の出産で生むのはありふれたこととされる。このような性質にはオスとメス、双方にメリットがある。メスネコからすれば父親が1匹の場合より多様な遺伝子を持った子猫を一度に生め、一方のオスネコにとっては、二番手、三番手でも子孫を残せるという利点があるのだ。

動画は「YouTube」より引用

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